インターネットのサブカルチャーが右傾化し、トランプ政権誕生に至るまでの文化政治の歴史を考察。リベラルが勝てない理由を探る内容です。
著者は、オルタナ右翼の専門家アンジェラ・ネイグルの著書『普通の奴らは皆殺し インターネット文化戦争 オルタナ右翼、トランプ主義者、リベラル思想の研究』を基に、特にトランプ大統領の再選に向けた政治的背景を考察しています。
本書は、SNSの黎明期からトランプの大統領選出に至るまでの文化政治の歴史を丁寧に叙述しており、特に女性の視点から男性たちの心性や行動を浮き彫りにしています。
著者は、トランプ政権の成立がもたらした影響を考える上で、サブカルチャーの変遷を理解することが重要であると強調しています。
特に、本書の第6章と第7章では、男性空間の形成やメディアの変化について深い洞察が提供されており、リベラル側がどのようにこの状況に対抗できるのかを考えるための示唆に富んでいます。
記事はまた、SNSやメール、LINEなどのコミュニケーション手段が歴史の中でどのように「汚辱」を撒き散らすかを論じ、私たちの生活がどのように歴史を形作るかを問いかけています。
著者は、私たちが「普通の奴ら」として生きる中で、どのように歴史を構成し、動かしているのかを再考することの重要性を訴えています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/24214f714c448963e9f5d96f5a2fa2fbce754231
コメントでは、リベラルが勝てない理由として、過去に勝ちすぎたことが問題視されていました。
リベラルの主張は男女同権や人種差別禁止、多様性の受容など、世界中に影響を与えていましたが、その理想に向かう姿勢が一部の人々からは「やりすぎ」と捉えられることもあったようです。
また、リベラルが本来持っていた自由な議論や体制批判の姿勢が、現在では自己中心的な価値観に変わってしまい、他者の意見を受け入れない傾向が強まっているとも指摘されていました。
さらに、インターネットのサブカルチャーが右傾化しているという見方に対しても、さまざまな意見があり、リベラルが検閲的な行動を取ることで、逆に反発を招いているという意見もありました。
社会のフラストレーションや不満が高まり、リベラルの主張が受け入れられにくくなっている背景には、経済的な問題や移民政策への懸念も影響しているようです。
全体として、リベラルが抱える問題は多岐にわたり、今後の展望についても議論が続いていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
リベラルが勝てないのではなく、リベラルが勝ちすぎたのが問題だったのでは。
今も昔もインターネットはリベラル（自由）であって、実態としてはリベラルが全く自由ではなく、ポリコレなどで人々の価値観を制限しようとする。
リベラル思想絶体主義に陥り自由な議論や批判を受け入れず、そうした意見に対し差別主義者あるいはヘイトというレッテルを貼り言論を封じていた。
リベラルの名を騙ったマイノリティのエゴを横柄な態度で押し付けた結末、不自由になった人やホームレス・薬中が増えて欧米人の暮らしが脅かされた。
リベラルはやはりポリコレ、モラル、マナーなどを大事にしてきたが、むき出しの本能はそのまま露悪的に出すものではない。