トランプ米大統領の就任演説は、理念よりも具体的な政策を重視し、米国第一の姿勢を強調した異例の内容でした。
この演説では、政府効率化省や外国歳入庁の創設、メキシコ湾の名称変更、電気自動車(EV)普及策の撤回など、具体的な政策を列挙し、彼の2期目への自信と意気込みを示しました。
演説は約30分間で2900語にわたり、「米国」や「米国の」という言葉を40回も使用することで、米国第一の姿勢を強調しました。
また、「米国は領土を拡大する」「パナマ運河を取り戻す」といった覇権主義的な主張も見受けられました。
トランプ氏は、前任のバイデン氏が多用した「民主主義」という言葉には一度しか触れず、国民の融和を訴える内容はほぼありませんでした。
彼は1期目からワシントンのエスタブリッシュメントが米国民を搾取していると批判する姿勢を貫き、8年前の就任演説で「米国の殺りくは今ここで終わる」と述べたことを思い起こさせるように、今回も「米国の衰退は終わる」と強調しました。
AP通信によると、最も長い就任演説は1841年のハリソン大統領の8400語、最短は1793年のワシントン大統領の135語であることが紹介されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/348ad678cddfcc20585b9da7bbcc94b29b9a4849
コメントでは、トランプ大統領の就任演説が特に領土拡大に対する強い姿勢を示していたことに対する懸念が多く見受けられました。
あるコメントでは、「アメリカが本気で領土を要求してきたら、他国はどうするのか」といった疑問が投げかけられ、特に核兵器を使用した実績のあるアメリカの威圧感が強調されました。
このような意見は、他国がアメリカの行動に対してどのように対処すべきかを考えさせるものでした。
また、トランプ大統領の発言が中国の領海問題と類似していると指摘するコメントもあり、国際的な緊張を引き起こす可能性についての懸念が示されました。
さらに、過去の大統領の演説と比較して、2025年に退任した前職の方が優秀だったという意見もあり、トランプ氏の演説スタイルや内容に対する評価が分かれていることが伺えました。
全体として、トランプ大統領の演説に対する反応は多様であり、彼の政策がもたらす影響についての真剣な議論が行われていました。
ネットコメントを一部抜粋
民主主義よりも領土拡大なのか~。
アメリカが本気で「お前の国は俺(アメリカ)がもらう」と言い出したら。
2025年に退任した前職のアメリカ大統領の方が優秀な演説。
米国がメキシコ湾をアメリカ湾にしろっていうのは。
そんなあなたも、大統領と言うワシントンD.C.のエスタブリッシュメントでは?