パナソニックが東京オートサロン2025で新技術を披露。デモカーは透明ディスプレイや多目的ルームを搭載し、移動中のエンタメ体験を提案しました。
展示の目玉は、イタルデザインが外装を手がけたデモカー「WELL Cabin Gran Luxe」で、アルファードやハイエースをベースにしたこの車両は、観光やスポーツ観戦、移動オフィスとしての利用を想定しています。
特に注目されるのは、巨大な透明ディスプレイが前方の風景を映し出し、圧迫感を軽減しつつ、旅行者に美しい景色を楽しませる工夫がなされています。
さらに、車内の照明が映像に合わせて変わるほか、3Dハイレゾリューション対応のオーディオスピーカーが搭載され、臨場感あふれるエンターテインメント体験を提供します。
新しい社内体験としては、「WELL Cabin OFFMO」が紹介され、多目的ルームのアイデアを楽しむことができる車室空間を実現。
また、「WELL Cabin Craie」は、オフホワイトを基にしたデザインで、居心地の良いリビングのような雰囲気を演出しています。
ブースでは「美容チャージ」や「健康パワーナップ」など、さまざまな楽しみ方が紹介され、パナソニック・ビューティとの連携も示唆されています。
さらに、参考展示として「スマートステアリングソリューション」があり、ドライバーの負荷を軽減し、移動を新たな出会いや気づきの体験に変える提案がなされています。
会場のシミュレーターは、半自動運転の未来を見据えたもので、ドライバーにエンタメ情報を提供する機能が搭載されています。
これらの展示は、パナソニックが目指す新たなモビリティの未来を感じさせるものでした。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f3de9a523033e4cbb41dcd84a577217c4c37b275