奈良県がキャリア教育プログラム「ENAGEED CORE」を県立高校に導入し、生徒の主体性や社会性を育む探究型学習を推進します。
このプログラムは、生徒の主体性や社会性を育むことを目的としており、総合的学習の時間に活用される予定です。
「ENAGEED CORE」は、デジタル教材を利用して、生徒が「主体性」「社会性」「可能性」を感覚的に理解し、体系的に学ぶことができる仕組みを提供しています。
具体的には、映像教材やワークシートを活用し、課題解決のための課題設定、分析、発表までを体験的に学ぶことが可能です。
また、生徒の成長データはリアルタイムで可視化され、AIが個別フィードバックを生成する機能も備わっています。
これにより、学んだ内容を実生活や実践活動に結びつけることができ、近年の教育現場でのキャリア教育の課題に応える形となります。
さらに、カリキュラムは学校やクラスの目標に応じて6コマから33コマまでカスタマイズできるほか、「ENAGEED SUMMIT」というプレゼン大会を通じて、全国の生徒と学び合いながらキャリア形成を支援することも可能です。
奈良県教委が「ENAGEED CORE」を選定した理由としては、生徒が主体性や社会性を養い、未来に必要な力を実践を通じて学べる探究型学習の提供、教員がすぐに活用できるサポートツールの充実、自己効力感とデジタル社会に対応した先進的な教材設計が評価されたとされています。
特に教員向けには授業スライドや指導案、授業用動画などの支援ツールが提供され、探究学習の意欲を高める研修会も実施される予定です。
奈良県教委は、2024年度にトライアル校での導入研修を開始し、3月には県内全高校を対象とした説明会を開催する計画です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4bb328dd4665d59244884e06a55c933eac228895