『おむすび』第16週では、ヒロイン不在の中、歩の過去の傷と成長が描かれ、彼女の葛藤と支援の意義が浮き彫りになります。
歩は過去に阪神・淡路大震災で親友を失い、糸島での中学時代に孤独を感じながら成長してきました。
彼女のギャルデビューは、失った友人の影を背負ったものであり、結との和解によって心の傷が癒えたかのように見えました。
神戸に移住後、真紀ちゃんの父と共にお墓参りをすることで、少しずつ前に進んでいる歩ですが、過去の傷は完全には癒えず、時折疼くことがあります。
特に、第15週で東日本大震災が発生すると、歩の古傷が再び痛み出し、「何かしなければ」という衝動に駆られ、被災地に物資を送る活動を始めます。
しかし、彼女はその行動に対して不安感を抱き、「ギャルだから前を向け」と言うことに対する葛藤を感じていました。
支援の意義を理解しつつも、その行動が本当に被災者のためになっているのか、自問自答する日々を送ります。
そんな中、岩手で被災したギャル仲間・アキピーとの出会いが歩の心を癒します。
アキピーは、歩たちが送ったギャル服のおかげで元気を取り戻していると感謝の言葉を述べ、歩は自分の行動が間違っていなかったことに安堵します。
歩の過去の経験が、彼女の行動に慎重さをもたらし、同時に周囲を励ます言葉の裏には自身への励ましもあったことが浮き彫りになります。
歩の心の成長と葛藤が描かれたこの週は、視聴者に深い感動を与えています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f0d5f6ce02f5b5e875b249b81bb19acb35eda3da
『おむすび』第16週に対するコメントは、主にストーリー展開の不満やキャラクターの描写に関するものでした。
視聴者は、主人公の歩がアメリカに行く一方で、岩手の仮設住宅にいるアキピーには十分なサポートをしないことに疑問を抱いていました。
特に、アキピーが自ら訪れるという展開に対して、作り手の都合主義を感じたという意見がありました。
また、キャラクターの性格がストーリーに合わせて変わることにより、一貫性が失われていると感じた視聴者も多かったです。
さらに、震災とギャル文化を絡めたストーリーがうまく機能していないと指摘され、視聴者は物語が迷走していると感じていました。
中には、主人公の成長や他のキャラクターとの関係が薄く、全体的に面白味が欠けているとの意見もありました。
視聴者は、脚本やキャラクターの描写に対して不満を持ち、今後の展開に期待を持てないという声が多く上がっていました。
特に、ギャルたちの描写が浅く感じられ、リアルな人物像が欠けているとも指摘されました。
結局、視聴者はこのドラマに対して飽きてきたという意見もあり、今後の展開に対する期待感は薄れていったようです。
ネットコメントを一部抜粋
歩はバイヤーとしてアメリカにまでホイホイ行く割には、アキピーに対してはギャル服を送るだけ。
まさしく行き当たりばったりで迷走しているとしか思えないドラマだ。
震災と結びつけたいのかギャルで推したいのか、どちらかわからない。
人物としてのディテールは結より歩の方が細かく描かれてると思う。
これだけ悩んで送り続けた服のサイズが合わなかったとは。