ローマ字表記の改定案が議論され、ヘボン式を基本に撥音や長音の表記方法が見直されることになりました。
主なポイントは、英語の発音に近い「ヘボン式」を基本とし、撥音や長音の表記方法を明確にすることです。
現在、日本では1954年に定められた「訓令式」に基づき「し」を「si」と表記していますが、実際には「shi」とするヘボン式が広く使われています。
このため、改定案では、撥音を「n」で統一し、例として「kanpai(乾杯)」や「anman(あんまん)」を挙げています。
また、促音は最初の子音を重ねる形で「nicchoku(日直)」と表記されることになります。
長音については、横棒の符号「マクロン」を使用するほか、母音字を並べる方法も提案されています。
パブリックコメントでは長音の表し方に対する反対意見が多く寄せられており、今後の答申に向けた検討が進められています。
特に、外国語の影響やパソコンでの使用の難しさも指摘されており、社会での実情を反映した表記の見直しが求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/486b23c3170013e8059b082320ec67d09d1aa66b
コメントでは、ローマ字表記の改定案について多様な意見が交わされ、特にヘボン式を基本にする重要性が強調されました。
多くの人が、ラテン文字で日本語の発音を完全に表記することは難しいと感じており、外国人にとって日本語の長音や促音は理解しづらいとの意見もありました。
駅名の外国語表記に関しては、例えば国府津駅の「kozu」という表記が適切かどうか疑問を呈するコメントもあり、実際に外国人が駅名を読み取れるかどうかを考慮すべきだという意見がありました。
長音符号の扱いについても、サーカムフレックスを徹底することが提案され、マクロンの使用が紛らわしいとの指摘がありました。
さらに、ローマ字表記のバリエーションについても統一が必要との声が上がり、特に「ん+母音」の表記や助詞の表記についての整備が求められました。
また、英語圏での発音に配慮すべきとの意見もあり、表記の統一が重要であることが再確認されました。
全体として、ローマ字表記の改定案に対する真剣な考察がなされ、改善点が多く挙げられました。
ネットコメントを一部抜粋
ラテン文字で日本語の発音を完璧に表記は不可能ですから、ヘボン式を標準表記定めておくしかないです。
駅名の外国語表記とか、ほんとどうにかした方がいい。
長音符号はむしろこれまでの本則のサーカムフレックスを徹底する方がいい。
「ん+母音」の表記や、文章としてのローマ字で助詞の「は」、「を」の表記はバリエーションが実際に在るので、そこもしっかりさせて欲しい。
基本はヘボン式といいながら、「ん」は「n」を統一的に用いる、と。