米アルテラがFPGA導入支援のASAPプログラムを発表。設計プロセス短縮や技術サポートを提供し、業界イノベーションを促進する狙い。
要約すると14日に開催されたキックオフ・イベントで、米アルテラが新たに発表した「ASAPプログラム」は、ユーザーが回路構成を自由に書き換えられる半導体「FPGA」の導入を支援することを目的としています。
このプログラムは、FPGA分野全体のイノベーションを促進するために、アルテラの幅広いパートナー・エコシステムを活用することを狙っています。
具体的には、FPGAの開発プロセスを最大9カ月短縮できる設計リソースを提供し、技術サポートや共同マーケティング、業界イベントの開催を行います。
アルテラは2015年に米インテルに買収され、そのFPGA部門として運営されてきましたが、2024年には子会社として独立することが決まりました。
この独立に伴い、インテルとは別のパートナープログラムを開始する必要が生じましたが、インテル時代のパートナー企業の3分の2以上が引き続きこの新プログラムに参加しています。
参加企業はデータセンター、通信、組み込みシステムなど多様な分野から集まっており、アルテラのプロダクト・マネジメント&マーケティング責任者であるディバーリ・トレハン氏は、「強固かつ協力的な関係を築くことで、パートナーや顧客、そしてアルテラ自身にとって、より大きな業界イノベーションを実現する」と述べています。
FPGAは顧客が再設計することで用途に合ったチップを使用できる一方で、その再設計自体がコストとなり、導入までに時間がかかるという課題があります。
そのため、エコシステムを活用した技術サポートが特に重要となります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/27b779989a11f953dde27f7d1721683641c78c9b