ダイハツのタントエグゼは、高級感を追求した軽自動車で、快適なインテリアや独特なデザインが特徴です。しかし、スライドドアを採用しなかったために販売は振るわず、短命に終わりました。
2009年に登場したこの車は、従来のタントの広々とした室内空間を基にしつつ、インテリアの質感を重視しています。
特に「グラマラスシート」と名付けられた厚みのある座席は、快適な座り心地を提供し、さらに室内高を20mm拡大することで、より広々とした空間を実現しました。
内装は落ち着いたベージュとブラックのカラーコーディネートで、大人の雰囲気を醸し出しています。
外観デザインもタントとは異なり、ダイハツが本気で開発したことが伺えます。
特にリアドアにスイングドアを採用し、高級感を演出しました。
しかし、スライドドアが主流の軽ハイトワゴン市場において、スライドドアを採用しなかったことが消費者に受け入れられず、販売は振るわず、2014年にはその販売を終了。
タントエグゼは、軽自動車の中で高級感を追求したものの、短命に終わったことで今なお惜しまれています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8dd44562b5099036d789a4017a4b061bae4cfc84
ダイハツ「タントエグゼ」に関するコメントでは、実際に使用したユーザーの意見が多く寄せられていました。
特に、中古車としての使用経験を持つ方は、エンジンの性能や走行時の力強さを評価していました。
アイドルストップ機能がない58馬力のエンジンは、出足はもっさりしているものの、急坂でも力強く走行できる点が好評でした。
また、丈夫なシャシーと良好な直進性も魅力として挙げられていました。
セカンドカーとしての位置づけであったものの、実質的にはメインカーとして活躍していたという意見もありました。
一方で、タントエグゼのデザインや内装に関しては、批判的な意見も多く見受けられました。
特に、欧州車の内装を模倣したことが「高級車」とされることに疑問を抱くコメントもありました。
また、軽自動車でありながら豪華さを追求した結果、燃費が悪化したとの指摘もありました。
さらに、香取慎吾のCMがコンセプトに合わないとの意見もあり、マーケティング戦略への疑問も浮かび上がりました。
全体として、タントエグゼは実用性や性能において一定の評価を得ながらも、軽自動車としての特性やデザインに関する不満が影響し、短命となった理由が浮き彫りになっていました。
ネットコメントを一部抜粋
アイドルストップ無しの58馬力のエンジンは出来の良いCVTとの組み合わせで、力強く走った。
豪華にして重くなって、軽なのに燃費が悪いと言われた。
タントエグゼってそういうコンセプトのモデルだったんだ…
どう見たってただの軽でしょ。
実質上のメインカーとして活躍していた。