松竹創業130周年を祝う「猿若祭二月大歌舞伎」が歌舞伎座で開幕。蔦屋重三郎を描いた『きらら浮世伝』など多彩な演目が上演され、観客を魅了しました。
要約すると2023年2月2日、歌舞伎座にて松竹創業130周年を祝う「猿若祭二月大歌舞伎」が初日を迎えました。
この公演では、江戸歌舞伎の発祥を称え、古典名作から華やかな舞踊、そして大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」でも取り上げられている蔦屋重三郎を描いた『きらら浮世伝』まで、多彩な演目が披露されました。
昼の部の幕開けを飾ったのは、色鮮やかな衣装と心地よい渡りぜりふが印象的な『鞘當』。
不破伴左衛門と名古屋山三の斬り合いから始まり、茶屋女房の仲裁が入る様子が描かれ、歌舞伎の魅力が存分に発揮されました。
続いて、豊臣秀吉による花見を描いた舞踊劇『醍醐の花見』が上演され、場内は華やかな雰囲気に包まれました。
特に注目されたのは、蔦屋重三郎の奮闘を描いた『きらら浮世伝』です。
この作品は、37年前に初演された際の脚本を大幅に改訂し、現代の観客に向けて新たな演出が施されています。
蔦屋重三郎役を演じる中村勘九郎は、彼の熱い思いとともに、遊女お篠との関係や、厳しい世情に立ち向かう姿を力強く表現しました。
観客は、重三郎が自由を求める姿に感動し、彼の奮闘が心に響きました。
全体として、歌舞伎座は若々しいエネルギーに満ち、観客と一体となった盛り上がりを見せました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fda93591a82b5c6c5ca58ccdf525f7039029ee01