能登半島地震で被災した栗農家の松尾和広氏は、家族の生活を優先し静岡への移住を決断。新たなプロジェクトに参加し、栗栽培の復活を目指す。
要約すると能登半島地震によって自宅兼作業場が被災した栗農家の松尾和広氏は、家族全員が無事であることに感謝しながらも、能登への再建を断念し静岡への移住を決意した。
松尾氏は2006年に能登に移住し、「松尾栗園」を立ち上げ、独自の冷蔵熟成技術を駆使して高収益を上げていた。
しかし、2024年1月1日の地震で大きな被害を受け、再建には1億円以上の資金が必要とされ、悩みに悩んだ末に静岡への移住を選んだ。
静岡への移住を決めた理由は、静岡の春華堂が推進する「遠州・和栗プロジェクト」に参加する機会があったからだ。
このプロジェクトは、後継者不足で減少した遠州地域の栗栽培を復活させることを目的としており、松尾氏の技術と経験が求められている。
松尾氏は、震災の半年前に春華堂の担当者からアドバイスを受けたことがきっかけで、静岡への移住を決意した。
家族の生活や子どもの教育を優先しつつ、栗農家としてのスキルを活かすための新たな道を模索している松尾氏の姿勢は、被災後の希望を感じさせるものである。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a4f477fa7953c449beb189e963577173027c02a2