兵庫県立芸術文化センターが開館20周年を祝し、ワーグナーのオペラ『さまよえるオランダ人』を2025年7月に初上演。佐渡裕のプロデュースで、豪華キャストが集結し、壮大な舞台が展開される予定です。
上演は2025年7月19日から行われ、同センターの芸術監督である佐渡裕氏がプロデュースを手掛けます。
このオペラは、センターがこれまでに上演してきた多彩な演目の中で、初めてのワーグナー作品となります。
『さまよえるオランダ人』は1843年に初演され、永遠に海をさまよい続けるオランダ人の船長と、彼と運命的に出会うヒロイン・ゼンタの物語が描かれています。
物語は、ゼンタの父親である商人ダーラントや婚約者エリックとの葛藤を交えながら進行し、音楽は壮大な序曲から始まり、主人公の苦悩や愛の救済をテーマにしたアリアが展開されます。
演出には、過去に幻想的な舞台を創り上げたミヒャエル・テンメが招聘され、海を象徴する壮麗な舞台空間が期待されています。
記者会見では、主要キャストが登壇し、それぞれの役への意気込みを語りました。
特に、ゼンタ役の田崎尚美は、演じる役の夢見る少女としての側面を大切にし、心に残る舞台を目指すと述べました。
また、ダーラント役の妻屋秀和は、役のコントラストを表現することへの意欲を示し、舵手役の清水徹太郎も共演の運命を感じると語りました。
佐渡裕は、20年の経験を活かし、新たな挑戦として『さまよえるオランダ人』の成功を目指すと意気込みを語り、チケットは2024年2月16日から一般発売されることも発表されました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1dfd6cbf2beafdc6929f35f82d51162de35bcd20