人間の脳を利用した新しいコンピューター技術の登場

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オーストラリアのCortical Labsが脳細胞で動作するバイオコンピューター「CL1」を開発。価格は約521万円で、クラウド経由での利用も可能。デジタルAIと同等のパフォーマンスを発揮し、今後の応用に期待が寄せられています。

要約するとオーストラリアのスタートアップ「Cortical Labs」が開発した、脳細胞で動作する世界初のバイオコンピューター「CL1」が注目を集めています。

このコンピューターは、実験室で培養されたニューロンを電極の上に配置することで機能し、59本の電極に接続された人工脳組織が安定した神経ネットワークを形成します。

Cortical Labsはこの技術の開発に6年を費やし、CL1の価格は約3万5000ドル(約521万円)と設定されていますが、予算が限られたユーザー向けに「Wetware-as-a-Service」というクラウドサービスも提供しています。

このサービスを利用することで、ユーザーは遠隔でCL1にアクセスし、さまざまな情報を学習させることが可能です。

CL1は心臓や腎臓などの生命維持システムを備え、ニューロンは健康状態を維持するために必要な栄養を供給されながら成長します。

Cortical LabsのCEOは、CL1がデジタルAIシステムと同等以上のパフォーマンスを発揮できると述べており、120台のCL1を使った実験が知能の起源を解明する可能性があるとしています。

また、過去には初期バージョンのCL1が卓球ゲーム『Pong』をプレイすることにも成功しており、今後の応用に期待が寄せられています。

しかし、同様の技術開発は他の研究機関でも進んでおり、特にレディング大学の研究チームが行ったゲルを用いた『Pong』のプレイ実験も注目されています。

このようなニューラルネットワークの進展は科学の未来にロマンを感じさせる一方で、得体の知れない不気味さも伴っています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/65147ed3a931e2c45c862b8754cf30d6aac1be65

ネットのコメント

人間の脳を利用した新しいコンピューター技術に関するコメントは、賛否が分かれる内容でした。

多くの人が、脳細胞を使った技術の進展を期待し、将来的には生活の中で広く利用されることを望んでいました。

一方で、初期段階の技術であるため、現時点では限られた機能しか持っていないことも指摘されていました。

特に、脳細胞を利用することが倫理的に問題を引き起こす可能性があるという意見も多く、脳細胞を「部品」として扱うことが生命の尊厳を踏みにじるのではないかと懸念する声が上がっていました。

さらに、研究費の不足や、日本と米国の大学の研究支出の差が指摘され、日本の科学技術が国際的な競争に遅れをとっている現状も問題視されていました。

また、脳細胞の維持や学習のプロセスについての疑問もあり、細胞の寿命が来るとデータが消えてしまうのではないかという懸念も示されていました。

総じて、技術の進展に期待する一方で、その背後にある倫理的な問題についても真剣に考える必要があるという意見が多く見受けられました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 脳細胞を使ってピンポンゲームの学習に成功したニュースがありましたね。

  • 日本の大学の研究費をシンプルに5倍程度に引き上げるべき。

  • 見出しは人間の脳細胞で動く、と書いてあるけど、実際の所は人工的に作った神経細胞で演算する装置って所かな。

  • 人工培養した脳細胞を維持装置込みで「サービスとしてのウェットウェア」として提供する試みは面白いけど、やはり少し怖くもあるね。

  • あまりにも最悪な技術でフェイクニュースだと思いたい。

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