EUのボレル氏が日本との防衛産業協力を促進する意向を示し、サプライチェーン強靱化に向けた情報交換の重要性を強調しました。地域の安定に向けた新たなパートナーシップの構築が期待されています。
要約すると2023年10月30日、EUのボレル外交安全保障上級代表は、ブリュッセルで記者会見を行い、日本とEUの防衛産業協力の促進について言及しました。
彼は、日EUの安全保障・防衛パートナーシップの締結を契機に、サプライチェーンの強靱化に向けた情報交換が重要であると強調しました。
特に、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、EU加盟国は弾薬などの軍事支援に注力し、これに伴い防衛産業の強化が急務となっています。
この背景には、日EU間の情報交換が防衛産業の活性化に寄与する可能性があることがあります。
ボレル氏は、このパートナーシップを「日EU関係の新たな一章」と位置付け、海洋安全保障、サイバーセキュリティ、テロ対策において緊密な協力が可能になると述べました。
また、EUが日本との安保協力を強化する理由として、グローバルな視点から「遠方はない」とし、中国が東・南シナ海や台湾海峡での軍事力を誇示することで、欧州の安全と繁栄に影響を与えているとの見解を示しました。
このように、日EUの防衛協力は、地域の安定と国際的な安全保障の観点からも重要な意味を持つと考えられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/89b043e7e1f2047078b1292dfdd1cf833346b997