コロンビア大学の留学生が、言論の自由を行使したことでビザを取り消され、アメリカから出国を余儀なくされた事件について報じています。
彼女は、トランプ政権の下で在留資格が虚偽の主張に基づいて取り消されたと訴えています。
スリニバサンさんはインド国籍で、フルブライト奨学金を受けており、2016年にアメリカに渡米し、ハーバード大学の大学院に入学した経歴を持っています。
彼女は昨年、コロンビア大学で行われたデモには参加していなかったものの、言論の自由を行使したことで標的にされたと主張しています。
トランプ政権は、イスラエルとハマスの戦闘に対する抗議デモに参加した留学生を取り締まりの対象にすると発表しており、スリニバサンさんはその中の一人として名指しされました。
彼女は、友人と外出中に帰宅しようとした際、警察によって拘束され、その後裁判所に呼び出されましたが、不起訴となりました。
SNSでの活動は、ガザ地区の人権侵害に関連する投稿の共有や「いいね」に限られており、23年12月には「パレスチナ解放」を支持する公開書簡に署名したこともあります。
コロンビア大学には20年から在籍しており、建築を専攻し、今年卒業予定でしたが、出国後に在学資格が取り消されたことで、学位取得の可能性が不透明になっています。
スリニバサンさんは、ビザを取り消され、学生の身分を失ったことが自分の人生を覆したと語り、言論の自由を行使したためにこのような事態になったと訴えています。
コロンビア大学は、彼女の在学資格に関する取材には応じていません。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9ef2f0172a9f92c8a0c2223a0a3d6cacae2241df
米コロンビア大学の留学生がビザを取り消された事件に関するネットのコメントでは、留学生の政治活動が引き起こす影響について多くの意見が交わされました。
一部のコメントでは、留学生が学業に専念すべきであり、政治的な行動を控えるべきだという意見がありました。
また、アメリカの教育機関が優秀な留学生を受け入れる重要性や、留学先としてのアメリカの魅力が失われることへの懸念も示されました。
特に、優秀な人材が欧州の大学院に流れる可能性について言及され、アメリカの技術力が低下するのではないかという不安もありました。
さらに、言論の自由についての議論もあり、外国人留学生に対する言論の自由の制約についての懸念が表明されました。
全体として、留学中の行動がどのように評価されるか、そしてそれが留学の意義にどのように影響するかについて、様々な視点からの意見が寄せられました。
ネットコメントを一部抜粋
こういう優秀な留学生を受け入れてくれるヨーロッパの大学院が出てきてくれるといいけど。
実際に何が起こったのか明記されていません。
この事象が意味するところは、米国に留学した人は学業のみに専念すべきで、政治的な行動を取ってはいけないということですね。
自由の国にアメリカで自由がなくなれば米国に留学する意味はないだろう。
留学中は、その国の法律に従うべきでしょうね。