米Tenableが「Tenable Cloud Security」にデータとAIのセキュリティ管理機能を統合し、クラウド環境のリスク可視化を強化しました。
要約すると米国のセキュリティ企業Tenableは、2023年10月15日に自社のクラウドセキュリティソリューション「Tenable Cloud Security」に新たにデータセキュリティ態勢管理（DSPM）機能とAIセキュリティ態勢管理（AI-SPM）機能を追加したと発表しました。
この統合により、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境におけるデータとAIリソースに対する脆弱性、設定ミス、過剰権限などのリスクを視覚化するサイバーエクスポージャー管理が一層強化されます。
DSPMとAI-SPMの導入により、エージェントレスでの柔軟なスキャンが可能になり、機密データのリスクを自動的に検出、分類、分析することができます。
セキュリティ責任者は、クラウド内のデータの種類や脆弱なAIリソース、機密データへのアクセス権を簡単に把握できるようになります。
特にAI-SPM機能は、AIと機械学習の設定に関するベストプラクティスを実施し、学習データの安全性を確保することで、ユーザーがAIを自信を持って活用できるよう支援します。
さらに、Tenable Cloud Securityは、既に導入している顧客に対しても新機能を提供し、クラウドとAIデータの可視化やリスクの優先順位付け、エクスポージャーの特定を行う機能を強化しています。
これにより、Tenableはマルチクラウド環境の継続的な監視を通じて、データリスクをコンテキストに基づいて優先順位付けし、実行可能な修正ガイダンスを提供することができます。
Tenableは、独自のアイデンティティとアクセスに関するインサイトを活用し、異常な挙動を検知することで、データのエクスポージャーを緩和することを目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ffe4e4cc89441e8245f56f850f319fd73404d374