トランプ氏の次期政権により、韓国の防衛産業が米国市場に進出するチャンスが広がる。国防費の増額が新たな受注を生む可能性が高まり、企業の成長が期待される。
トランプ氏が次期大統領に就任することが確実視される中、彼の国防予算の大幅増額計画が韓国の防衛産業に新たな機会をもたらすと期待されている。
トランプ氏は、軍事力の再建を公約に掲げ、国防産業を通じた雇用創出を目指す意向を示しており、これにより韓国企業の米国市場進出が加速する可能性が高い。
特に、トランプ政権の1期目には国防費が約10%増加しており、再び同様の傾向が見込まれる。
さらに、ロシア・ウクライナ戦争の影響でNATO加盟国も防衛費を増やす動きが見られ、韓国の防衛産業企業には新たな受注のチャンスが広がる。
ハンファエアロスペースは、米陸軍の自走砲現代化事業に参加し、K9自走砲の米国輸出を狙っている。
また、韓国航空宇宙産業(KAI)やLIGネクスワンも米国市場への進出を計画している。
特に、LIGネクスワンの対艦誘導ロケット「匕弓」や、ハンファオーシャンの米海軍艦艇の維持・保守・整備(MRO)事業が注目されている。
さらに、韓国の防衛産業は東欧やカナダ市場にも目を向けており、ポーランドやルーマニアとの契約が進行中で、カナダの潜水艦事業にも参加を狙っている。
韓国政府は、2027年までに世界の防衛産業強国に入ることを目指しており、昨年の防衛産業の輸出額は前年の5倍以上に成長している。
専門家は、米国の国防費増額が韓国防衛産業に新たな市場を提供し、企業の成長に寄与することを期待している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e4d128e0f2f88c4c61351c4c5bc8a9fa2fcbef7f