日本とイタリアは、自衛隊とイタリア軍の物資提供協定に署名する方向で調整中。これは中国を念頭にした安全保障強化が目的。
要約すると日本とイタリアの両政府は、自衛隊とイタリア軍が物資や役務を融通し合う「物品役務相互提供協定（ACSA）」に署名する方向で最終調整を進めています。
この協定は、軍備を拡大する中国を念頭に置きつつ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた安全保障や防衛分野での協力を深化させることを目的としています。
関係者によれば、岩屋毅外相は25日から26日にかけてイタリアで開催されるG7外相会合に出席し、クロセット国防相との間で署名式を行う予定です。
日本がこの協定を締結すれば、米国、英国、フランスなどに続く8カ国目のACSA締結国となります。
さらに、日本はイタリアを「戦略的パートナー」と位置付けており、イタリア軍は今年8月に海上自衛隊の横須賀基地に空母を初めて寄港させました。
これに加え、英国を含む3カ国では次期戦闘機の共同開発など、防衛分野での協力が進められています。
G7外相会合では、ロシアのウクライナ侵攻に対する支援が主な議題として取り上げられる見通しで、トランプ次期米大統領が侵攻の早期終結に意欲を示している中、ウクライナ支援の在り方についても意見が交わされることが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4d0f0354e560628bfa1571ee5bbf8919bc0c95db