韓日議員連盟の朱豪英会長が佐渡金山の追悼式問題について日本側に遺憾の意を表明。日本の約束不履行が韓日関係に影響を及ぼす中、両国の対話の重要性が強調された。
朱氏は、朝鮮半島出身者が強制労働を受けた佐渡金山の追悼式を巡り、25日に日韓議員連盟の菅義偉会長と公明党の斉藤鉄夫代表と面会した際に、この問題について意見を交わしたと述べた。
彼は「韓日関係の未来発展のために問題が生じないよう状況を管理する必要があるが、こうした事態が発生したことを遺憾に思う」と強調した。
面会では日本側からの具体的な返答はほとんどなかったという。
朱氏は7月に韓日議連会長に就任し、議員約10人と共に日本を訪問。
彼らは佐渡金山の追悼式の開催過程において、日本が7月にユネスコ世界文化遺産に登録された際に約束した措置を守らなかったことを批判した。
韓日両政府は追悼式を巡る交渉を重ねたが、結局難航し、韓国側は日本が24日に佐渡市で開催した追悼式に参加せず、25日に独自の追悼式を行った。
朱氏は「日本は国の格にふさわしくなく約束を守らず、信頼を損なった」と指摘し、日本がドイツのような戦後処理の態度を持たなかったことが問題の根本にあると述べた。
また、過去の歴史認識を変えなければ真の韓日関係の改善は望めないと警告した。
韓日議連の顧問である最大野党「共に民主党」の尹昊重議員は、日本の政府関係者に対し、今回の事態を深く省察すべきだと強調し、抗議の意を明確に示す必要があると述べた。
なお、朱氏は12月にソウルで韓日議連と日韓議連の合同総会が予定されていることも明らかにした。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2494aa1a379828274dc0ee1dbdeed32f237386f9