高知で100年ぶりに復活した大潮祭りが、昭和南海地震の教訓を次世代に伝える重要な場となった。
要約すると2023年11月5日、国連が定めた「世界津波の日」に高知県黒潮町で約100年ぶりに「大潮祭り」が復活しました。
この祭りは、地域の人々が大地震の記憶を語り継ぐための催しであり、特に昭和南海地震の体験者たちがその恐ろしさを語る場となりました。
歴史的には、江戸時代以降、南海トラフ地震は3回発生しており、特に1946年の昭和南海地震は記憶に新しいものです。
この地震は、津波による甚大な被害をもたらし、大阪では数千人が命を落としました。
水松啓太学芸員によると、安政の南海地震から170年が経過した今年、地域の人々はその教訓を次世代に伝えることの重要性を強調しています。
大潮祭りは、昭和初期に途絶えていましたが、地域の協力により復活が実現しました。
祭りでは、94歳の女性や90歳の男性が自身の体験を語り、津波の恐怖や地震の影響を生々しく伝えました。
特に、90歳の男性は「知ってもらった方が被害も少ない」と語り、次世代への教訓の重要性を訴えました。
今後は土日に開催し、子どもたちも参加できるようにする意向が示されています。
地域の人々は、この祭りを通じて災害の記憶を風化させず、教訓を受け継いでいくことに意欲を見せています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4e845f9c8e00534eefd984cd7550f4e6a4833703