アゼルバイジャンの特使が、COP29に石破首相を招待したい意向を示し、和平交渉や万博出展についても言及しました。
特使は、アゼルバイジャンと対立する隣国アルメニアとの和平進展に向けて日本の協力を得たい考えも明らかにしました。
また、2025年に大阪で開催される万博に出展する独自設計の「タイプA」パビリオンは、来年3月に完成する予定だと述べました。
アミルバヨフ氏は、日本と外交関係を樹立して以来、日本の首相がアゼルバイジャンを訪れたことがないため、石破氏の訪問が実現すれば歴史的な出来事になると強調しました。
さらに、アゼルバイジャンは昨年、アルメニアとのナゴルノカラバフ地域を全面的に支配下に置き、現在は和平交渉を進めています。
特使は、平和条約の草案について8割が合意しているとしながらも、アルメニア憲法にあるナゴルノカラバフの主権を主張する項目の取り下げを求めていると説明しました。
日本が国連安全保障理事会の非常任理事国であることにも触れ、持続的で不可逆的な平和に貢献できると考えを示しました。
また、日本企業に対しては再生可能エネルギーへの投資を求め、ナゴルノカラバフにおける地雷除去での協力も希望しました。
万博開催を巡っては、アゼルバイジャンが日本やロシアと誘致を競ったが、最終的に大阪での開催が決まった経緯があると語り、万博誘致の経験が多くの教訓を与えたと述べました。
タイプAパビリオンの完成は万博開幕直前の来年3月で、会期中に行われる「ナショナルデー」は6月5日に開催される予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2498cc001dd4639c8c0809f9964d117f11ee18a3