ANAが25年ぶりに羽田~ミラノ線を開設。社長が需要確保や新路線計画について語る。
この路線は日本とイタリアを結ぶ唯一の国内航空会社の路線であり、ANAの井上慎一社長はミラノでのインタビューで、就航の喜びと共に、コロナ禍による延期を乗り越えたことの感慨を語りました。
ANAは過去にイタリア線を運航していましたが、1998年と1999年に運休して以来、旅客便の運航が途絶えていました。
井上社長は、ミラノ線の継続には、日本とイタリア双方の旅客需要の確保と貨物需要の取り込みが重要であると強調しています。
現在は週3往復の運航からスタートし、将来的にはデイリー運航を目指しているものの、競争環境や需要の見極めが必要であると述べました。
また、ミラノの魅力を広く紹介し、需要を喚起する取り組みも計画しています。
さらに、ANAはミラノ線を皮切りに、2025年にはスウェーデン・ストックホルム線やトルコ・イスタンブール線の新路線開設を予定しています。
井上社長は、イタリアが親日国であり、安心できる旅行先としての魅力をアピールしていく意向も示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/89f91a7a95bf65ffaa1cba50caa2dc1e6a358c4d
ANAのイタリア線復活についてのコメントでは、イタリアとの交通手段の重要性が強調されていました。
特にビジネス客や貨物需要の獲得が肝要であり、毎日就航できることが望まれるという意見が多く見受けられました。
また、ITA航空がスカイチームに所属している現状から、ANAが将来的にスターアライアンスに加盟する可能性が指摘され、これが路線開設の背景にあると考えられていました。
さらに、イタリア線の競争力を高めるために、ANAが新しい機材を導入する必要性も述べられていました。
特にB777X機材の導入が期待され、集客力の向上が図れるのではないかという意見もありました。
加えて、ミラノ・マルペンサ空港の立地や交通手段の不便さについても言及され、観光地としての利便性が懸念されていました。
ANAの新規路線の中でイスタンブールが特に有望視されており、ターキッシュ航空とのアライアンスの利点が挙げられました。
しかし、航空券の価格が高騰していることに対する不満も多く、日本発の便が特に高いという指摘がありました。
最後に、イタリアの観光地が中国資本に影響されているという意見や、ANAの便を利用する際の利便性についても触れられました。
全体として、ANAのイタリア線復活には期待が寄せられる一方、様々な課題や懸念も存在していることが明らかになりました。
ネットコメントを一部抜粋
イタリアとの交通手段を持つ事は、ビジネス客そして貨物需要が肝と思う。
飛行機需要の高まり&生産遅れが顕著なので、潤沢な機材手配が難しい背景もあると思う。
ご承知の通り、ミラノ・マルペンサ空港は、ミラノ中心地から50キロ以上離れていて…
ANAの新規3路線では、イスタンブールが一番有望かな。
ANAは元々からITAとアライアンス外の提携を結んでいたので比較的容易に設定出来たのでは無いでしょうか?