プーチン大統領はG20首脳会議に不参加を発表。ウクライナへの軍事進行に関するICCの逮捕状が理由で、ブラジルとの友好関係を強調しつつ、別の高官が出席する意向を示しました。
その理由は、ウクライナへの軍事進行に関連する戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所（ICC）から逮捕状が出されているため、サミットの進行を妨げる可能性があるとのことです。
プーチン氏は、代わりに別の政府高官が出席すると述べています。
この決定は、ウクライナのアンドリー・コスティン検事総長がブラジルに対し、プーチン氏がブラジル領内に入った場合に逮捕するよう要求した4日後に下されました。
プーチン氏は記者会見で、ブラジルのルーラ大統領との良好な関係を強調しつつ、フォーラムの進行を妨げる理由がないと語りました。
ロシアは、ブラジルと二国間協定を結ぶことで逮捕状を回避できるとも主張しています。
さらに、プーチン氏はICCの問題を無視したとしても、そのことが会議の進行を妨げると指摘しました。
ルーラ大統領は、プーチン氏に対しG20首脳会議のためにブラジルを訪問するリスクを警告し、訴訟の結果を評価する必要があると伝えました。
ICCはプーチン氏を、ウクライナ侵攻後に子供たちを誘拐した責任があると非難しています。
ロシアはICCの加盟国ではなく、戦争犯罪の疑いを否定し、逮捕状を「無効で無意味」としています。
プーチン氏は、9月にICC加盟国であるモンゴルを訪問した際に逮捕状に異議を唱え、ウクライナ側はモンゴルにプーチン氏を引き渡すよう要請しましたが、実現しませんでした。
また、プーチン氏はウクライナの戦争終結に向けた中国とブラジルの共同提案についても言及し、解決策を見出すための良い基盤を提供すると述べました。
ロシア軍はウクライナに勝利を収めるための戦闘を継続する準備が整っていると強調しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0c948edcf05c4a6a31544fc927494321109e9d44