プーチン大統領が権力を握って25年、彼がロシアの面倒を見たのかをBBCの編集長が考察。ウクライナとの戦争や経済制裁の影響が色濃く、彼の言葉に疑問が残る。
1999年の大みそか、ボリス・エリツィン大統領が辞任し、プーチン氏がロシアの最高指導者となった。
エリツィン氏はプーチン氏に「ロシアを頼む」と言い残したが、現在、ロシアはウクライナとの戦争に直面し、甚大な被害を受けている。
ウクライナの都市は破壊され、国民は避難を余儀なくされている一方、ロシアも戦場での損失や経済制裁に苦しんでいる。
プーチン氏は、過去25年間の彼の変化を振り返り、特に彼がかつてはNATOとの関係を築く建設的なリーダーであったことを強調する。
彼は「ロシアを再び偉大にする」という野心を持ち続けており、そのために隣国や西側諸国と衝突している。
プーチン氏は記者会見で、エリツィン氏から託された「ロシアを頼む」という言葉に対し、自身がロシアの面倒を見ていると主張しているが、その解釈や実績については疑問が残る。
彼の言葉が本当にロシアの主権を守るためのものであるのか、または戦争を正当化するための後付けなのか、これからのロシアの未来に影響を与える重要な問いかけである。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b996742859a98afa4170ae202eac529388aafd7e
プーチン大統領の25年にわたる政権についてのコメントは、彼の独裁的な手法と国民生活の改善に対する評価が多様に見受けられました。
エリツィン時代の混沌とした状況から、プーチンが国営化を進めて国民の生活を向上させたことを評価する意見がありました。
特に、GDPや国民所得の増加、インフレ率の低下など、具体的な数値を挙げて支持する声が強かったです。
しかし、同時にウクライナへの侵攻に対する批判も多く、プーチンの行動がもたらした悲劇や国際的な影響について懸念を示すコメントが目立ちました。
歴史的な観点から、プーチンの行動がどのように評価されるのか、また彼が導いたロシアの未来に対する不安も表現されていました。
全体として、プーチンの政権は国民にとっての評価が分かれており、彼の行動が国際社会や歴史に与えた影響についての議論が続いていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
エリツィンの時代にグローバル化と国を開いた結果、西側資本が入ってきて企業を買い占めハイパーインフレになり国民は生活すらできなくなった。
プーチンを支えた選挙チームのメンバーが次々と離れていき、残ったのはメドベージェフただ一人というストーリーだった。
ウクライナの完全な自立・独立を例えプーチンが心底認めようとしても、他のロシア人がそれを決して許しはしなかっただろう。
プーチン大統領は、元KGBの出身という点や彼の手足となって動き回っている連中もほぼ元KGBでもある点で、エリツィン元大統領は何か弱みを握られて禅譲したようにしか見えない。
プーチンによってロシアの失われた30年は、回復するまでにさらに数十年を要し、その間にグローバルサウスにも追い抜かれて、結局、とりかえしのつかないことになる可能性があります。