韓国の国連大使が北朝鮮のミサイル発射を非難し、国際社会に対する危険性を強調。北朝鮮の軍事行動の中断を求める発言が注目される。
要約すると韓国の黄浚局(ファン・ジュングク)国連大使は、国連安全保障理事会で北朝鮮の新型極超音速ミサイルと中長距離弾道ミサイル(IRBM)の試験発射を強く非難した。
彼は、6日のミサイル発射を「血に染まったお金がどこに向かうかを示す克明な事例」と表現し、北朝鮮が自国民を犠牲にして核野望を追求し、さらにはウクライナでの戦争に寄与していると主張した。
黄大使は聖書の言葉を引用し、「兵士の血が地の中から叫んでいる」と述べ、北朝鮮の軍事行動の直ちの中断を求めた。
北朝鮮軍がロシアの不法な戦争に参加する中で、相当な損失が発生していることを指摘し、韓国政府は少なくとも1100人の死傷者が出たと評価していると報告した。
彼は北朝鮮の兵士を「金正恩委員長の奴隷」とし、政権の利益のために死んでいく状況を批判した。
米国のシェイ国連次席大使もこの会議で、北朝鮮の弾道ミサイル発射を「可能な最も強い言葉で非難する」とし、安保理決議の明白な違反と指摘した。
また、ロシアが北朝鮮に防空システムを移転したことに懸念を示し、北朝鮮がロシアからの軍事技術の提供を受けることで、周辺国に対する戦争遂行能力が向上していると警告した。
一方、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は、IRBMの試験発射は国防力開発計画の一環であり、地域の安全環境に対応するための合法的な主権行使であると主張した。
この会議は、韓国、米国、英国、フランス、スロベニア、デンマークなどの安保理理事国の要請で開かれた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5de5607f163e965e69d14fa2e40d4d77aa0283e5