金正恩氏が北朝鮮軍にウクライナ派遣中の行動指針を示し、対外関係を損ねないように指示した。手帳には自己批判の内容も記載され、思想統制の可能性が示唆されている。
テレグラムチャンネル「ParaPax」によって公開された情報によれば、北朝鮮軍の兵士がウクライナ特殊部隊に捕虜となり、彼の手帳には金委員長の指示が記されていた。
この指示は、派兵中に朝ロ間の友好関係を考慮しつつ行動するよう求めるものであり、北朝鮮の特殊部隊である11軍団(暴風軍団)が派遣されていることを裏付ける内容である。
手帳には、兵士がロシアの物品を無意識に持ち帰ったことに対する自己批判や、これが北朝鮮の対外的関係を損ねる可能性があるとの懸念も記されていた。
さらに、北朝鮮軍指導部が派遣された将兵に対して、自己批判を通じた思想統制を行っている可能性が示唆されている。
金委員長は、2021年に行われた党細胞秘書大会で、自己批判と相互批判の強化を求めており、今回の手帳の内容はその方針の一環と考えられる。
また、ウクライナ軍は捕獲した北朝鮮軍戦死者の情報を公開しており、韓国の国家情報院も北朝鮮軍の戦死者が続出していることを確認している。
これにより、北朝鮮当局が遺族に対して戦死証を発給するなどの措置を講じる可能性が高まっていることが注目されている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c30bb96d88a06b59e3877d013d59877116a66072
北朝鮮軍のウクライナ派遣に関するコメントは多岐にわたり、派遣の目的や影響についてさまざまな意見が交わされていました。
特に、北朝鮮がロシアの勝利を支援することで、朝ロ関係を強化し、国際的な存在感を高める狙いがあるとの指摘がありました。
また、経済的な特需も無視できないとの意見もあり、派遣の背景には戦略的な意図があると考えられていました。
一方で、北朝鮮軍の実力や訓練内容に対する疑問も挙がっていました。
特に、朝鮮半島での運用を前提に訓練されている部隊が、異なる環境での戦闘に適応できるのかという懸念が示されていました。
さらに、派遣された部隊が特殊作戦担当でありながら一般野戦に投入されることについて、用兵の誤りとする意見もありました。
また、金正恩氏の指示に対する批判も目立ち、彼自身が前線に立って戦うべきとの声もありました。
北朝鮮の軍人が私兵として戦う現状や、専制国家の恐ろしさについての考察もあり、国のためではなく金王朝のために戦う姿勢が問題視されていました。
全体として、北朝鮮軍のウクライナ派遣については、その意図や影響、実力に対する疑問が強く表明されていたと言えます。