SECがイーロン・マスク氏を提訴。株式取得の届け出遅延により、1億5000万ドルを削減したとされ、マスク氏はSECを非難。
要約すると米証券取引委員会(SEC)は、イーロン・マスク氏が2022年にTwitter(現X)を買収する際、株式取得について適切な届け出を行わなかったとして提訴しました。
具体的には、マスク氏が上場企業の株式を5%以上保有した場合、取得から10日以内にSECに届け出る義務があるにもかかわらず、彼は21日後に届け出を行ったため、規則に違反したとされています。
この遅延により、マスク氏は少なくとも1億5000万ドル(約237億円)を削減することができたとSECは主張しています。
さらに、マスク氏が2022年4月4日にTwitterの株式取得を公表した後、同社の株価は27%以上上昇しました。
これに対し、マスク氏はX上で「SECは完全に機能不全の組織」とコメントし、規制当局が実際の犯罪に対処せず無駄な時間を過ごしていると非難しました。
また、SECは2023年にもマスク氏がTwitterの株式購入に関する召喚を拒否した件で提訴しており、彼に対して罰金を科すよう求めています。
さらに、ドナルド・トランプ次期大統領は、SECの新委員長に企業寄りの姿勢で知られるポール・アトキンス氏を任命すると投稿しています。
アトキンス氏は現在、金融業界や仮想通貨業界を顧客とするコンサルティング企業のCEOを務めています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/57a60905e32d5d44d8c7ff0a0a8c48bbdc55a01a