三菱の「ミニキャブトラック4クローラー」は、悪路走破性に優れた軽自動車で、雪道や泥地での運搬に特化したモデルです。クローラー装着でSUVを超える性能を発揮します。
要約すると三菱の「ミニキャブトラック4クローラー」は、悪路走破性能に優れた軽自動車で、特に雪道や泥地、砂地などの厳しい環境での運搬に特化しています。
このモデルは1966年に初代が登場し、軽バンと軽トラックのバリエーションを持つ「ミニキャブ」シリーズの一部として、1994年にラインナップに加わりました。
最大の特徴は、タイヤの代わりに4つのクローラー（無限軌道）を装着できる点で、これによりSUVをも凌ぐ悪路走破性能を実現しています。
クローラーは主に農業や建設機械で使用されるもので、深雪地帯や不整地での荷物運搬に特化した設計がされています。
クローラー装着時とタイヤ装着時の両方の諸元が車検証に記載できるため、普通免許で公道を走行することが可能です。
ただし、クローラーは約70kgの重量があるため、取り替えには業者の手を借りる必要があります。
パワートレインには660ccの直列3気筒自然吸気エンジンが搭載され、トランスミッションは5速MTのみで、ATは存在しません。
販売当初の価格は182万6000円（税抜）と、特装車としては比較的手頃でしたが、フルモデルチェンジに伴い販売は終了しました。
興味深いことに、同時期にはホンダ「アクティ」やダイハツ「ハイゼット」にもクローラータイプが存在し、当時の軽自動車市場の流行を反映しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/566fecc9191db4b3b5349e387f51c1dd70e9580b