日本ゼオンが米国のリチウムイオン電池用バインダー生産設備の投資を2年間凍結。EV需要の鈍化を受けた対応策。
要約すると日本ゼオンは、米国の子会社ゼオンケミカルズがケンタッキー州にあるテキサス工場で計画していたリチウムイオン電池(LiB)用バインダー生産設備の投資を、2026年の稼働予定から約2年間凍結することを発表しました。
この決定は、電気自動車(EV)の需要が鈍化していることを受けたもので、事業環境や市場動向の変化に対応するための措置です。
日本ゼオンは、アジアに続いて欧米でのLiB需要の拡大を見込んでおり、グローバルな生産拠点の展開を通じて高品質な製品をタイムリーに供給する体制を構築する計画を持っていました。
特にテキサス工場では地産地消を重視し、2023年には詳細設計に着手していましたが、現在の市場状況を鑑みて投資計画の見直しを余儀なくされた形です。
このような動きは、EV市場の変化に対する企業の柔軟性を示しており、今後の事業戦略に影響を及ぼす可能性があります。
日本ゼオンは、引き続き市場の動向を注視し、適切なタイミングでの投資再開を検討する意向を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6e7a5602e1df8221f12082ff1cc8c202dfc50587