ホンダと日産の経営統合が破談に進んでおり、三菱自動車は静観する姿勢を示しています。三菱自の今後の方針は三菱グループの意向に左右されると考えられています。
2025年3月期第3四半期の決算発表において、三菱自動車の加藤社長は、ホンダと日産の合流検討について、2社の議論が進行中であることを認識していると述べ、三菱自としての判断をスピード感を持って公表する考えを示した。
加藤社長は、経営統合への関与を完全に否定することはなく、効果を最大化するための可能性を探る姿勢を見せた。
しかし、決算発表会見では、ホンダ・日産の統合に関する質問が多く寄せられ、3社連合の実現可能性に対して懐疑的な見方が広がっていることが浮き彫りとなった。
実際、ホンダと日産は経営統合協議を打ち切る方針を固めたことが報じられ、統合の破談の可能性が高まっている。
昨年12月に行われた3社のトップによる統合発表会見では、統合に向けた検討が合意されたものの、三菱自の参画は検討段階に留まっており、加藤社長の表情からも統合への強い意欲が感じられなかった。
三菱自の関与が見送られた背景には、三菱グループ、特に三菱商事の意向が強く影響していると考えられ、今後の三菱自動車の方針がどのように決まるかは注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1b2f09c163fea00d285abedf7b67d39342261264
ホンダと日産の統合破談に関するコメントは、業界の動向や各社の戦略に関する多様な意見が寄せられました。
特に、ホンダがソニーと提携していることを挙げ、日産が鴻海と組むことに対する懸念が表明されました。
コメントの中では、三菱自動車が異業種との連携を模索する可能性や、技術力の違いについても言及され、三菱が日産やホンダと提携しなかったことを評価する意見もありました。
さらに、BYDなどの新興企業の台頭に対する懸念もあり、アセアン市場での競争が激化する中で、三菱自動車がどのように立ち回るかが注目されていました。
また、日産の経営状況や持株比率の変化が、今後の戦略に影響を与える可能性についても触れられました。
全体として、業界の再編成が進む中で、各社が独自の戦略を持ちつつ、競争力を維持するための努力が求められていることが強調されました。
ネットコメントを一部抜粋
ホンダはソニーと組んでいるし、時代の潮流が変わってきている。
日産が鴻海と組むのが良いと思うが、三菱は異業種に頼る必要があるのかもしれない。
三菱自動車はBYDに対抗できるのか、アセアン市場での競争が厳しくなるだろう。
持ち株比率が過半数を割ると、三菱グループの影響力が失われるという懸念があった。
ホンダと三菱自動車が統合すれば良かったのにという意見も見られた。