テスラのマスクCEOが発表した決算で、純利益が前年同期比17%増。EV販売の回復や低価格モデルの投入が期待されているが、株価には懐疑的な見方も。
この決算では、テスラの純利益が前年同期比で17%増加し、21億6700万ドルに達しました。
また、売上高も8%増の251億8200万ドルとなり、営業利益率は10.8%に改善しました。
これにより、テスラは3四半期ぶりに業績が回復し、特に中国市場での需要拡大が寄与しました。
マスク氏は、2025年にはEV販売台数が20~30%伸びると予測し、来年には低価格EVモデルの投入を予定しています。
さらに、完全自動運転のロボタクシー「サイバーキャブ」の導入も計画しており、2026年には本格的な量産体制に入る意向を示しています。
しかし、サイバーキャブの詳細が発表されなかったため、株価は一時的に下落しました。
マスク氏の発言には期待と懐疑が交錯しており、テスラの自動運転タクシーが短期間で採算を取れるかどうかについては疑問の声も上がっています。
今後のテスラの動向は、EV市場全体に大きな影響を与える可能性があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0fc62df2762e16301aff5fdbef8a6e165d1936f8
テスラの業績回復とEV市場の未来に関するコメントでは、さまざまな視点が共有されていました。
まず、地球温暖化対策の重要性が強調され、EVの製造時に排出される炭酸ガスや新たな環境問題についての懸念が示されました。
特に、EVの充電インフラ整備が逆に炭酸ガスを増やす可能性があることや、中国でのEV製造における石炭使用の問題が指摘されました。
また、テスラの利益の多くが他社からのクレジットに依存しているとの見解があり、補助金によるEV販売の増加がテスラにとって逆風になる可能性も論じられました。
さらに、日本の自動車メーカーがEV開発競争で遅れをとり、HV車に依存せざるを得ない状況になるのではないかとの懸念も寄せられました。
イーロン・マスクとトランプの関係についても触れられ、規制緩和を求める意図や、マスクの政治的な立場が影響しているとの意見もありました。
最後に、テスラが低価格のEVを投入することで、既存の自動車メーカーに影響を与える可能性が示唆されており、業界の競争が一層激化することが予想されていました。