いすゞ自動車が米サウスカロライナ州に新工場を建設。2027年稼働予定でガソリン車とEVを生産。2030年までに年間5万台の生産を計画し、700人以上の雇用を創出。
この新工場は、投資額約2億8000万ドル(約430億円)で、2027年に稼働を開始する予定です。
工場の生産能力は2030年までに年間5万台に達する見込みで、主に米国とカナダ市場向けの「Nシリーズ」(日本名:エルフ)ガソリン車、電気自動車(EV)、および「Fシリーズ」(日本名:フォワード)ディーゼル車を生産します。
また、2028年には700人以上の雇用が見込まれています。
新工場では、いすゞ初の「コンベアレス・ピットレス式生産」が導入され、ガソリン車からEVまでの多様な生産に対応できる体制を整えます。
これは、今後のEV需要の増加を見越した戦略的な取り組みです。
さらに、検査工程の自動化を進め、品質の向上や部品のトレーサビリティーを確保する方針です。
この新工場の建設は、日米首脳会談でも石破茂首相が言及しており、いすゞは「中期経営計画における重点地域の一つ」と位置づけています。
いすゞは、2030年度までに世界販売計画の85万台のうち、商用車(CV)として45万台を販売する計画で、北米市場では5万台を目指しています。
現在、いすゞはミシガン州にある現地企業ビルトモアの工場で車両生産を委託しており、特に中小型のキャブオーバータイプのトラックにおいて高いシェアを誇っています。
2023年度には北米で4万4000台を販売する見込みです。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/662cc542766bb4660eda38aa791f8c49c1eb7621
いすゞ自動車がサウスカロライナ州に新工場を建設する計画を発表したことに対して、ネット上のコメントでは多様な意見が寄せられました。
特に、変数生産方式が有効であるとの意見があり、アメリカでの市場シェアに応じた臨機応変な生産が有利であると考えられていました。
また、現在の日本市場よりも海外での生産が望ましいとの声もあり、関税の問題や競争力の観点から、外国での生産が増加する傾向が見受けられました。
さらに、北米市場における販売計画については、販売台数が少ないことに対する疑問や、アメリカの大手企業との競争の厳しさが指摘されていました。
サウスカロライナの地域特性や、いすゞのトラックに対する評価もあり、特にアメリカでは人気があるとのコメントが多く見られました。
全体として、いすゞの新工場建設は期待されつつも、競争の厳しさや市場の動向についての懸念が表明されていました。
ネットコメントを一部抜粋
いすゞ自動車は変数生産方式のほうが良いかもね。
今の日本で建設するより海外で建設した方が良いね。
やけに少ないけど、シェアから言えばそんなもんか。
サウスカロライナは共和党の地盤。
アメリカでは『ズーズ』というニックネームまであります。