日産とホンダは経営統合に向けた協議を終了し、基本合意書を解約することを発表。独立した企業として新たな価値創造を目指す方針。
要約すると日産自動車と本田技研工業(ホンダ)は、2024年12月に締結した経営統合に向けた基本合意書を解約することを発表した。
両社は、経営統合に関する協議を終了し、今後は独立した企業としてそれぞれの戦略を進めることに決定した。
基本合意書には、共同株式移転を通じてホンダが取締役の過半数を指名し、共同持株会社を設立する計画が含まれていたが、ホンダからの提案により、株式交換によってホンダが親会社、日産が子会社となる体制への変更も検討された。
しかし、変化の激しい電動化時代において、迅速な意思決定と経営施策の実行が求められるため、経営統合の実行を見送ることが最も適切であるとの判断に至った。
また、日産、ホンダ、三菱自動車工業の3社は、経営統合に関する協議の解約に伴い、2024年12月23日に締結した3社間の協業形態に関する覚書も解約した。
今後は、2024年8月1日に締結した自動車の知能化・電動化時代に向けた戦略的パートナーシップの枠組みの中で、連携を深め、新たな価値の創造を目指す方針である。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/866b41dd78a8623b32c4c83d926cf924adff7cc9