ジュネーブでの女性差別撤廃委員会が日本のジェンダー平等の現状を厳しく指摘。選択的夫婦別姓や中絶に関する問題が議論され、改善が求められています。
この会合では、日本の法制度や政策が「近代国家として驚くべきこと」と指摘され、日本のジェンダーギャップが146カ国中118位という低評価を受けている現状が浮き彫りになりました。
特に、選択的夫婦別姓や人工妊娠中絶、皇位継承に関する問題が取り上げられ、改善を求める声が高まりました。
委員会は、日本の刑法改正を求め、中絶を「非犯罪化」し、配偶者の同意要件を撤廃することや、経口薬を含む中絶や緊急避妊薬へのアクセス改善を提言しました。
これに対し、日本のこども家庭庁の担当者は、母体保護法における夫の同意が必要とされる現状を説明しましたが、国際的には「私の体のことは私が決める」という考え方が広がっており、30年間で60以上の国が中絶を自由化するための法改正を行っています。
フランスでは、2024年に中絶の自由を憲法に明記することが決定されるなど、世界の潮流が変わりつつあります。
日本はこの流れに遅れをとっており、今後の具体的な改善策が求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aed7eb73393677df3c9325a7fd2a39d25fad9437
コメントは、日本のジェンダー平等に関するさまざまな視点を反映していました。
多くの意見が、現行の法律や制度が時代に合わないと指摘し、中絶や性教育の重要性を強調していました。
特に、中絶に関しては配偶者の同意が必要な現状を改めるべきだという意見が多く見られました。
また、性教育の充実が必要であるとの声もあり、これにより男女共に生きづらさを軽減できると考えられていました。
一方で、国際的なランキングや欧米の価値観が日本に適用されることに対する疑問も多く、文化や慣習の違いを考慮すべきだとの意見がありました。
特に、欧米の基準で日本を評価することが自己中心的であるとの指摘があり、これに対する反発が強かったです。
さらに、ジェンダーギャップ指数の算出方法に対する疑問や、男女平等とジェンダーギャップを同列に扱うことに対する懐疑的な意見もありました。
また、夫婦別姓や男女の役割についても議論があり、伝統的な価値観を重んじる意見や、現代のニーズに合わせた制度改革を求める声が交錯していました。
全体として、コメントは日本のジェンダー平等に関する問題が多面的であり、文化的背景や法律の見直しが必要であるとの共通認識が見られました。
ネットコメントを一部抜粋
配偶者や性交相手の同意必須を通すなら、同意しなかった=出産及びその後の育児に関して責任を負う意思を示した、と法的にみなすようにして欲しい。
文化・慣習的な差異を考慮せず、欧米の価値観で測っているような自己中心的なランキングなので、こんなの参考意見程度の受け止め方でいいと思うよ。
周回遅れというか後で振り返ってみたら江戸時代の日本の方が性に対しては大らかだったわけで、明治になってキリスト教的価値観に合わせて社会的な規律を変えたら今度は周回遅れといい出す。
問題の本質は『明治以降書き換わっていない法律が多い事』でしょう。
衛生関係なんて「厳しきゃいいじゃん」という人が多いので、結核大量時代のをそのまま継続してしまう。
性教育はしっかりお願いしたいです。
国内で中絶してる女の子は増え続け、NPO法人が支えていたりしますが、コンドームの使い方、生理の周期、精射の必要など、色々な事が分からないまま、子供がネットなどから誤った解釈をしたり、未知の世界に興味が湧き、痴漢に繋がったり、逆に男性は、痴漢に間違われないよう怯えたり、きちんと教えない事で、男性女性共に生きづらい社会になってると思う。