ナワリヌイ氏の妻が、草の根活動を行う若手政治家に授与する賞を創設することを発表しました。毎年6月4日に行われる予定で、彼女は夫の活動を引き継ぎ、プーチン政権の崩壊を目指しています。
この賞は「最も輝かしい草の根活動」を行う若手政治家に授与される予定で、毎年ナワリヌイ氏の誕生日である6月4日に行われることが計画されています。
ユリアさんは、草の根活動が十分に注目されず、活動が困難になっている現状を指摘し、この賞の創設がその改善に寄与することを期待しています。
彼女自身も夫の活動を引き継ぎ、プーチン政権の崩壊を目指しているものの、ロシア当局から「過激な団体」に参加したとして指名手配され、国外での活動を強いられています。
ユリアさんは、獄中死1年に合わせて公開した動画の中で、ナワリヌイ氏が夢見た「自由で平和で美しい未来のロシア」の実現に向け、全力を尽くすよう呼びかけました。
ナワリヌイ氏は昨年2月16日に北極圏の刑務所で急死しており、その死は反政府運動に大きな影響を与えています。
ユリアさんの活動と新たな賞の創設は、ロシア国内外での反政府活動に新たな光をもたらすことが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9c4cd0e21cb7faad11c369d3083673b0aa9c7610
ナワリヌイ賞の創設に関するコメントは、様々な視点からの意見が寄せられました。
まず、資金の出所について疑問が呈され、特に米国の民主化支援機関であるUSAIDの解体が影響を及ぼす可能性が指摘されました。
これにより、米国主導の民主化運動が終焉を迎えるのではないかという懸念が表明されました。
また、ウクライナ戦争の行方が国際政治に与える影響についても言及され、プーチンの勝利が冷戦後の構造を変える可能性があるとの意見もありました。
さらに、ナワリヌイの過去の発言が取り上げられ、彼が極右のナショナリストであったことが強調され、現在の反プーチンの立場がどのように評価されるべきか疑問が呈されました。
日本におけるナワリヌイ賞のノミネート候補として山本太郎の名前が挙がったことも話題となり、国際的な評価と国内の政治状況のギャップが浮き彫りになりました。
最後に、ロシアの現体制が続く限り、ナワリヌイの活動には限界があるとの見解が示され、外部からの圧力や内部の変化が必要であるとの意見が強調されました。