ミュンヘン安全保障会議でのバンス米副大統領の演説が、欧州と米国の共通の価値観の崩壊を示し、欧州の「脱米国」機運が高まっていることが明らかになった。
彼は、欧州の安全保障政策やウクライナ支援策に言及することが期待されていましたが、実際には「欧州の脅威は内部にある」とし、欧州に対する批判を展開しました。
特に、ヘイトスピーチ規制や極右政党の政権入りを拒む動きについて言及し、欧州の「言論の自由」が制限されていることを問題視しました。
この発言は、EUの幹部やドイツの中道政党の政治家から強い反発を招きました。
ドイツのオラフ・ショルツ首相は、歴史を繰り返さないためにナチを賛美する政党との協力を拒否する立場を示し、「外部の者の干渉を容認しない」と強調しました。
また、最大野党党首のフリードリヒ・メルツも、言論の自由は民主主義の一部であるが、フェイクニュースやヘイトスピーチは許容できないと述べました。
これに対し、バンスの演説を評価したのはドイツの極右政党とロシアであり、ロシアの国営テレビは彼の演説を高く評価しました。
これにより、欧州では「米国から離れる」意識が高まっていることが明らかになり、今後の国際関係における変化が予想されます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/28bb17da07e868b0304c7a34d4be623b753126f0
コメントでは、米国と欧州の価値観の変化が取り上げられ、特にトランプ政権の影響が強調されていました。
多くの人が、米国と欧州の間にかつてあった共通の価値観が薄れつつあり、特に移民政策や経済格差に対する不満が高まっていると指摘しました。
トランプ政権の経済政策の失敗や、欧州での右翼政党の台頭が、両者の関係に影響を与えているとの見解もありました。
また、米国が「世界の警察官」としての役割を辞め、自己中心的な政策を進める中で、欧州が独自の道を模索する必要があるという意見もありました。
さらに、米国の選挙制度の特殊性を考慮し、トランプの支持が全体を代表するものではないとの指摘もありました。
全体として、欧州が米国からの脱却を考える際には、軍事的な自立や外交政策の見直しが必要であり、単純な決別は難しいとの意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
世界を東西に分ける発想は確かにもう古いのかもしれない。
米国と欧州の現在の考え方が未来永劫続くとは限らない。
大統領選でトランプが大勝したと言っても米国の特殊な選挙方法の結果である。
文明の発達って一体何だろうかと思う。
米国を抜きにしてウクライナを守るべきだ。