アウディとレクサスが急速充電ネットワークで提携し、2025年から相互利用が可能に。BEV普及の課題を解決するための取り組みです。
要約するとアウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェが加盟するPCA(プレミアム・チャージング・アライアンス)と、レクサス(トヨタ自動車)が展開するLEP(レクサス・エレクトリファイド・プログラム)が業務提携を結び、急速充電ネットワークの相互利用を実現することが発表されました。
この提携は2025年7月からスタートする予定で、PCAとLEPの会員が対象となります。
PCAは全国371拠点に急速充電器を設置し、出力は90~150kW、LEPは188店舗のレクサス販売店で50kW以上の急速充電器を提供します。
ユーザーは既存のアプリを通じて、追加手続きなしで相互に利用できるようになります。
提携の背景には、BEV(バッテリー型電気自動車)の普及に向けた課題があり、特に日本では化石燃料による発電が主流で、環境問題への対応が求められています。
アウディは「アウディ・チャージング・ハブ」の拡充、フォルクスワーゲンは電動ミニバン「ID.バズ」の導入、ポルシェは「ポルシェ・ターボチャージングステーション」の拡充を発表しました。
LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)の観点からも、電気自動車の普及は重要であり、充電時間の短縮や技術面での向上が求められています。
加えて、日本ではハイブリッドや内燃機関モデルの人気が高く、BEVの販売台数は前年比32.5%減少しており、利便性と経済合理性の向上が急務となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b3725a404eb07636cd8b5453b465def332a74a35