ジェフ・ベゾス氏がワシントン・ポストの特定候補支持中止を擁護し、議論を呼んでいる。購読者減少や編集スタッフの辞職が相次ぐ中、独立性の重要性を強調。
この判断は多くの議論を呼び、購読者の中には数千人が購読を中止したほか、社内の編集スタッフの中にも辞職者が出ているという状況です。
ベゾス氏は、同紙のウェブサイトに寄稿し、新聞が大統領候補を支持することは「偏見の認識」を生むものであり、選挙の結果を左右するものではないと説明しました。
彼は、特にペンシルヴェニア州のような有権者が新聞の支持を参考にすることはないと強調し、独立性を保つための原則に基づく決断だと述べました。
ワシントン・ポストは1970年代からほとんど毎回の大統領選で候補者を支持してきましたが、現在の経営陣はこの決定を「新聞のルーツに戻る」ものと位置づけています。
しかし、労働組合の幹部はこの決定を「深く憂慮」しており、読者の信頼を築くべき時にこの決定が行われたことを問題視しています。
報道によると、ワシントン・ポストはすでに20万人以上のデジタル購読者を失い、いくつかの編集スタッフが辞職したとされています。
ベゾス氏はこの決定のタイミングについて「意図的な戦略」ではなく「不十分な計画」であったと弁明し、早期に変更を行うべきだったと反省の意を示しました。
また、ワシントン・ポストが競争力を維持するためには「新たな筋肉を鍛える」必要があるとも述べています。
さらに、他の主要な新聞も同様に特定の候補者を支持しない方針を示している一方で、ニューヨーク・タイムズやニューヨーク・ポストはそれぞれ候補者を支持しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aee6cf011266cc859546fecfdc77945a3740a3d6
コメントでは、ベゾス氏がワシントン・ポストの支持中止を擁護した理由について多くの意見が寄せられました。
彼は、特定の候補者を支持することがメディアの偏見を助長すると主張し、支持をやめることが原則的な決定であると述べました。
また、最近の世論調査を引用し、アメリカ人の約70%がメディアを信頼していないという現状を指摘し、メディアの信頼性が問われていることを強調しました。
さらに、メディアが中立であるという考えが幻想であるとの意見もあり、各メディアが異なる立場を持つことは自然なことであるとの見解が示されました。
特に、民主主義の危機を脱するためには、メディアの中立性が重要であるとの意見もあり、特定候補者を支持することが民主主義に与える影響について懸念が表明されました。
全体として、自由な思想の尊重や、メディアの役割についての議論が行われ、ベゾス氏の決定は一定の支持を受けていたことが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
メディアが特定の候補者や考え方を支持していいことは,一切ありません。
私たちの職業は今や、最も信頼されていない職業です。
大統領の支持は選挙の結果を左右するものではない。
メディアの中立公正は民主主義の根幹に関わることです。
自分がやらせといて擁護もクソもないだろうが。