ウクライナ在住の記者が語る、ロシア侵攻後のウクライナの日常と人々の思い。戦争の影響を受けつつも、生活は少しずつ回復している。
彼の著書『キーウで見たロシア・ウクライナ戦争 戦争のある日常を生きる』では、戦争の映像が伝える前線の緊迫した状況とは裏腹に、ウクライナ全土が常に戦闘状態ではないことが強調されている。
キーウでは、ロシア軍の撤退後、住民が戻り、経済活動が再開。
飲食店や学校も徐々に日常を取り戻し、今では東京と似たような生活が見られるようになった。
しかし、将来の計画は難しく、子どもを持つタイミングを見直すなど、先の見えない不安が続いている。
ウクライナでは、戦争が始まってから政治番組の多くが検閲され、自由な言論空間がYouTubeに移行。
空襲警報の頻度や市民の反応も変わりつつあるが、日常生活は戦争の影響を受けながらも、少しずつ回復している様子が描かれている。
平野氏は、ウクライナ人がどのようにこの戦争を受け入れ、日常を生き抜いているのかを伝え、彼らの希望や不安を浮き彫りにしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7169b4a188cf4e781f7296c9759fc080d72215ca
ウクライナ戦争後の日常と人々の思いに関するコメントでは、日本にとってもウクライナの問題は他人事ではなく、ロシアの脅威を意識する必要があるという意見がありました。
特に、アメリカの支援がなければロシアに対抗できない状況は日本にも当てはまると指摘されていました。
また、ウクライナにとって今回の戦いは独立を守るためのものであり、戦争が始まった当初から士気が高く、3年間頑張っているという声がありました。
ウクライナ人が望む「終わらせ方」には、母国の独立を確保することが最も重要であり、ある程度の傷を受け入れる覚悟があることが伝えられていました。
さらに、西欧の指導者たちが停戦を模索していることに対して、少しでも良い着地点を見つけてほしいという願いが表現されていました。
その他にも、ウクライナのメディアや次期大統領候補に関する意見や、アメリカとの関係を重視する声もありました。
キエフで比較的平穏に暮らす人々と、前線近くの住人との間に乖離があるとの指摘もあり、戦争の影響が地域によって異なることが示唆されていました。