日本の同人誌「キエフの幽霊」がウクライナでベストセラーに。作者が語る戦争の裏話とミーム文化の影響。
この同人誌は、ウクライナ空軍のパイロット「キーウの幽霊」に焦点を当てており、彼がロシア軍の航空機を撃墜したエピソードを描いています。
作者の松田重工氏は、戦争の初期にウクライナ空軍が全滅するかと思われた中で、たった一人のパイロットが6機を撃墜したというニュースに心を打たれ、漫画を描くことを決意しました。
彼は当初、短編の作品を考えていましたが、描き進めるうちに作品が20ページにまで膨れ上がり、Twitterにアップしたところ、瞬く間に拡散されました。
特に、外国のアカウントから「翻訳させてほしい」というリクエストが殺到し、ウクライナ語や英語に翻訳されて出版されることとなりました。
さらに、この同人誌はウクライナ軍の総司令官であるザルジニー氏の手にも渡り、サイン本が話題になるなど、国際的な反響を呼んでいます。
松田氏は、戦争の悲劇を背景にした人間ドラマを描くことで、読者に深い感動を与えることを目指しています。
このように、同人誌が国境を越えて広がる様子は、戦争が生み出す文化の一端を示しており、ウクライナの人々にとっても心の支えとなっていることが伺えます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d7092f9847a00a9ba18cee01b2368a440ea61806
「キエフの幽霊」に関するコメントは多岐にわたり、作品の魅力や影響についての意見が集まりました。
まず、松田氏の作品には続編があり、興味を持つ人々にとって楽しみの一つとなっていました。
コメントの中には、フィクションでありながら「こうだったらいいな」と思わせる爽快なストーリーが含まれているとの意見があり、特にウクライナの人々にとっては、日本から提供される物語が嬉しいものであると語られていました。
過去の特集でも、ウクライナの人々が日本の作品に感謝している様子が伺えました。
また、自称ウクライナ支援者のコメントからは、日本社会におけるウクライナ支援の表明が難しいという現実が指摘され、ロシア人観光客の存在に驚愕している様子が伝わってきました。
このように、作品が持つ社会的・政治的な側面についての意見も多く見受けられました。
さらに、他のコメントでは、作品がロシアでも評判が良いことが述べられ、国境を越えたオタク文化の重要性が強調されていました。
娯楽としての側面だけでなく、作品がどのように利用されるかについての懸念も示されました。
映画化の期待や、作品がプロパガンダとしても機能する可能性についての意見もあり、作品が持つ多様な解釈が浮き彫りになっていました。
全体として、「キエフの幽霊」は多くの人々に影響を与え、様々な視点から語られる作品となっていたようです。