韓国のバッテリー企業が国際市場でシェアを減少。中国企業のLFP電池普及に対抗できず、韓国企業は早急な対策が求められる。
エネルギー専門の調査会社「SNEリサーチ」が発表したデータによると、2024年の世界の二次電池市場は1460ギガワット時(GWh)に達し、2023年の1050ギガワット時から39%の増加を記録した。
しかし、韓国企業の出荷量は減少し、特にLGエナジーソリューションは128ギガワット時を出荷し、前年の137ギガワット時から減少した。
これにより、同社の市場シェアは9%に低下し、10%を下回る結果となった。
サムスンSDIとSKオンもそれぞれシェアが減少し、韓国企業の中で出荷量が縮小したのはこの3社のみである。
一方、中国企業は出荷量を増加させ、CATLは601ギガワット時を出荷し、41%のシェアを維持した。
BYDも15%のシェアを持ち、両社は市場での存在感を強めている。
特に中国企業は、LFP(リン酸鉄リチウム)電池の急速な普及により、シェアを増大させている。
LFP電池は価格競争力や熱安定性に優れており、EVやESSの分野での採用が進んでいる。
韓国企業はLFP電池の量産にまだ取り組んでおらず、このために中国企業にシェアを譲る結果となっている。
SNEリサーチは、韓国企業がLFP電池の開発と生産ラインの構築を急ぐ必要があると指摘している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a5aeca0efee856b4dae18214885cfa2cd0c5cb9f
コメントでは、韓国のバッテリー企業が国際市場でのシェアを減少させている現状について多くの意見が寄せられました。
特に、LFP(リン酸鉄リチウム)電池の利点が強調され、レアアースを使用しないことから環境意識の高い消費者に支持される可能性があると指摘されました。
また、充電の利便性や静粛性といったLFP電池のメリットも評価されていました。
一方で、韓国製バッテリーの燃えやすさに対する懸念もあり、消費者の選択肢としてLFPを選ぶ理由が述べられました。
さらに、バッテリー産業の競争が激化する中、日本も新技術の開発に力を入れる必要があるとの意見がありました。
過去の技術開発において韓国が乗り遅れたとの見方もあり、今後の展望については楽観と悲観が入り交じっていました。
全体として、韓国のバッテリー企業の現状とLFP電池の可能性について考察するコメントが多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
半導体と同じで電池産業も設備投資産業になりつつあるんだろうな。
環境意識が高い人が多いから、LFPの方がいいよねとなると思う。
現状はこうでもこの先は分かりません。
三元系バッテリーの燃えやすさはLFPより圧倒的に高そうだ。
リチウムイオンバッテリーは、勝ち組が中国で、負け組が韓国と日本ってことでいいのかな?