Bybitがラザルスに対抗し、盗まれた資金を凍結するためのクラウドソーシングを開始。報酬を提供し、透明性を高める取り組みを強化。
要約すると暗号資産取引所のBybitは、ハッキング被害を受けた後、北朝鮮のハッカーグループ「ラザルス」に対抗するための新たな施策を発表しました。
この施策は、盗まれた資金を凍結するための情報をクラウドソーシングするもので、同社は「ラザルスとの戦争」を宣言しました。
具体的には、ラザルスのウォレットアドレスを追跡するための専用ウェブサイトを立ち上げ、ユーザーが自分のウォレットを接続することで、情報提供を行うことができる仕組みです。
Bybitは、提供された情報によって凍結された資金の5%を報酬として支払うとしています。
CEOのベン・チョウ氏は、同ウェブサイトがラザルスのマネーロンダリング活動に関する透明性を高めることを目指していると述べ、同グループの悪行を終わらせるまで活動を続ける意向を示しました。
現在、このウェブサイトではラザルスに関連する6338のアドレスが追跡されており、すでに約4230万ドルに相当する盗まれた資産の3%強が凍結されています。
Bybitは、2月21日に発生した約15億ドルのハッキング事件が市場に与えた影響を受け、デジタル資産の価格が大幅に下落したことを受けて、この取り組みを強化しています。
この事件は「史上最悪の暗号資産盗難事件」として知られ、ラザルスがその背後にいるとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f767554985cd45878828016d94d19623542f5fbc