Acompanyが新たに提供する「AutoPrivacy AI CleanRoom」は、ハードウェア型秘密計算を活用し、企業が機密情報を安全に扱いながら生成AIを利用できるサービスです。これにより、データ保護とAIの活用が両立します。
このサービスは、企業が機密情報を安全に扱いながら生成AIを活用できる環境を提供し、業務効率化や新たな価値創造を促進することを目的としている。
AutoPrivacy AI CleanRoomは、秘密計算技術を用いてデータとAIを保護するもので、開発者向けにプライベートな大規模言語モデル(LLM)を構築するための基盤を提供する。
これにより、セキュアなAIエージェントの開発が可能となる。
ハードウェア型秘密計算は、データを暗号化したままで計算できる技術であり、データの秘匿性と完全性を保証する。
政府機関や大手企業(Apple、Google、米国軍など)でも導入が進んでおり、その重要性が高まっている。
具体的には、同サービスを利用することで、データ内容を秘匿したまま生成チャットアプリを作成することができ、AIモデルの知的財産(IP)保護とユーザーのデータ保護を両立することが可能になる。
主な機能としては、LLMホスティング、プログラム実行基盤、AIゲートウェイ、検索拡張生成(RAG)などが用意されている。
ビジネス現場では生成AIの利用が増加しているものの、セキュリティ上の懸念からその活用範囲が制限されていた。
情報処理推進機構(IPA)の調査によると、業務でAIを利用する企業の60.4%がAIセキュリティに脅威を感じているが、AIセキュリティに関連する規則を設定している企業は20%未満にとどまっている。
Acompanyは、医療、金融、製造、防衛などの機密性の高い情報を扱う分野でのサービス活用を見込んでおり、ビジネス向け生成AI開発のニーズを持つ企業との提携パートナーを募集している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a8bba1d94fd0d1397af719c93ce61dc65aeabde4