連続テレビ小説『おむすび』が厳しい評価を受けています。橋本環奈の演技がテーマと合わず、視聴者の感情を引き込めていないとのことです。朝ドラの役割を果たせておらず、今後の展開に不安が残ります。
桜美林大学の田淵俊彦教授は、本作が前作『虎に翼』と比べて雲泥の差であると指摘し、その原因を分析しています。
『おむすび』は、平成元年生まれの栄養士が主人公で、家族の絆や社会問題をテーマにしていますが、視聴者の感情を引き込むことができていないとされています。
特に、主人公を演じる橋本環奈の演技が、彼女の持つ「明るい」イメージと重いテーマとの間でギャップが生じていることが問題視されています。
阪神淡路大震災という重要なテーマを扱う一方で、視聴者が感情移入しづらい状況が続いています。
朝ドラの役割としては、爽やかな朝を届け、勇気と希望を与え、安心感を持たせることが求められますが、そのために作りがワンパターンになりがちです。
田淵教授は、朝ドラの「ドラマツルギー」として、主人公が挫折を経験しつつも最終的には困難を乗り越える展開が必要であると述べています。
しかし、『おむすび』はその期待に応えられていないため、今後の展開に対する不安が高まっています。
視聴者が求めるものと制作側の意図との間には、大きな隔たりがあると感じられ、このままでは挽回が難しいのではないかという懸念も広がっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5d4b93c6315d778ef3e83816a6663ab1fff01e40
『おむすび』に関するコメントは多様で、視聴者の反応は分かれていました。
主人公が内向的で周囲に流される姿勢に対して、応援しづらいという意見がありました。
また、脚本や演出に対する批判も多く、特に東京制作の作品に対して外れが多いという指摘がありました。
視聴者は、姉妹や父親の行動の謎が解けてきたことで楽しさを見出している一方、演技については改善の余地があると感じているようです。
過去の作品と比較し、特に『カーネーション』の脚本力や演出の優れた点が称賛される中で、『おむすび』はその点で中途半端だという意見がありました。
さらに、主題歌やオープニングのビジュアル、キャラクターの設定に対する不満も見受けられました。
視聴者は、今後の展開に期待を寄せつつも、ストーリーの描き方やキャラクターの魅力が不足していると感じているようです。
全体的に、視聴者は『おむすび』の今後の展開に興味を持ちながらも、現状に対しては厳しい意見が多かったです。