国内アニメ映画製作の資金調達にTISとクエストリーがデジタル証券を活用する業務提携を発表。新たな資金調達手法を導入し、2032年には年間300億円規模の投資を目指す。
この契約は1月24日に締結され、両社は国内アニメ制作を含むコンテンツ産業において、投資家が直接資金を投じる新しい資金調達方法「STO(セキュリティトークンオファリング)」を導入することで、資金の流れを改善しようとしています。
もしこの取り組みが成功すれば、国内初のセキュリティトークンを用いた私募ファンドによる資金調達の事例となります。
セキュリティトークンの発行は年度内に計画されており、クエストリーはコンテンツ制作の資金調達のためにファンドの立ち上げを進めています。
具体的には、コンテンツとファンドの企画運営、コンテンツファイナンスの設計、セキュリティトークン事業に取り組む一方で、TISは証券会社や企業がセキュリティトークンの発行・管理業務を行うためのプラットフォーム「STLINK」を提供します。
両社は、2032年には年間300億円規模の新規投資資金流入を目指すとしています。
また、コンテンツ産業だけでなく、スポーツや街づくりなどの分野でもセキュリティトークンの活用を検討しています。
クエストリーは昨年8月に米Ava Labsとの提携を発表し、アバランチブロックチェーンを基盤としたデジタル証券の発行を進めています。
今回のファンドは「Talent of Talents」と名付けられ、みずほ証券との組成が計画されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/841679f0180a6cf9614b99ce9d494cabeb877104