ハリウッドではホラー映画の制作が急増し、2025年に向けて「ホラー映画疲れ」が懸念されています。観客の期待に応えられない作品も増えており、業界は新たな戦略を模索中です。
2022年にはパーカー・フィン監督の『SMILE スマイル』が北米で高い興収を記録し、続編の制作が即座に決定されました。
しかし、今年10月に公開された続編『Smile 2(原題)』は、競合作品『テリファー 聖夜の悪夢』と同時期に公開され、ホラー市場の飽和状態を浮き彫りにしました。
『Smile 2』は2300万ドルの興行収入を上げたものの、前作の成績には及ばず、観客の疲労感が影響しているとされています。
業界の重役は、今年26本、来年も18本のホラー映画が公開予定であり、観客が飽きてしまう前に一息つく時間が必要だと警鐘を鳴らしています。
2025年には『Until Dawn(原題)』や『M3GAN 2.0(原題)』など、話題作が続々と公開される予定ですが、ホラー映画の成功が保証されているわけではありません。
過去には、ブラムハウスの『エクソシスト 信じる者』が興行成績を大きく下げた一方で、同じスタジオの『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が成功を収めるなど、収益性が不確実になっています。
現在、ホラー映画は速く安価に制作できる利点がある一方で、観客の期待に応えられない作品も増えており、業界全体が新たな戦略を模索する必要に迫られています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/007561ba84ca7f5dc24d7ea53e89e7587e05a61b
コメントでは、ハリウッドのホラー映画市場における疲労感とその影響について様々な意見が交わされていました。
特に、続編の多さや新しいキャラクターの不足が、視聴者の興味を失わせているという指摘が目立ちました。
あるコメントでは、過去の名作『シャイニング』の撮影風景を引き合いに出し、役者や製作側の情熱が作品にどれほど重要であるかが強調されていました。
視聴者はその情熱を感じ取る力があり、製作側の意欲の低下が原因であると考えられていました。
また、最近のホラー映画の多くが続編であることに対する懸念も表明され、視聴者は新しいアイデアやキャラクターを求めていると感じているようでした。
コメントの中には、3Dアニメーションの進化が恐怖感を薄れさせているという意見もあり、視覚的なリアリティが逆に感情に影響を与えているとの指摘もありました。
さらに、ホラー映画を映画館で観ることが少ないと感じる人や、映画鑑賞自体に疲れを感じる人も見受けられました。
こうした意見は、供給過多が背景にあるとの意見に繋がっており、視聴者が求めるものと製作側が提供するもののギャップが浮き彫りになっていました。
全体として、ハリウッドのホラー映画市場は、視聴者のニーズに応えるために新たな挑戦が求められているというメッセージが伝わってきました。
ネットコメントを一部抜粋
シャイニングのメイキングらしき、撮影風景を最近見たんです。
最近だとソウのジクソウ、以降これといったキャラクターが誕生してない気がするのでそろそろ期待してます。
最近のハリウッド映画では、ホラーに限らず安易な続編の連発がたくさん見られる。
リアルを超越してしまって、逆に「恐い」「凄い」などの感情が追い付かなくなってきて萎えてしまう自分がいます。
要は供給過多ってだけの話なんでしょ。