住友三井オートリースの「グリスロ」は、高齢者や交通弱者のための新しいEVバスで、地域の移動手段として期待されている。
要約すると住友三井オートリースが開発した「グリーンスローモビリティ」(通称グリスロ)は、交通が発展していない地域での移動手段として注目されています。
この小型EVバスは、コミュニティバスとは異なり、より小さく、時速20km/hでゆっくりと走行することが特長です。
安全性や環境への配慮から、全国各地で実証実験が進められています。
グリスロは、全面窓を採用し、乗降性が高い設計がされていますが、夏場の暑さ対策が課題とされています。
タジマモーターの説明員によると、多くの利用者からエアコンの導入が求められているとのことです。
新型車両は国内で設計・生産されており、従来の輸入車両よりも高齢者の乗降性を向上させる工夫がされています。
また、価格は800万円とリーズナブルに抑えられています。
住友三井オートサービスは、カーリース業から多様な自動車関連ビジネスへと業務を拡大する計画を持ち、グリスロやコミュニティバスのリース・運営システムの提供を行っています。
さらに、自動運転バスの実証実験も進められており、自治体にとっては便利なサービスとなるでしょう。
しかし、実証実験が短期間であれば、地域住民にとっては一時的な移動手段に過ぎず、定着のためには本格導入が不可欠です。
高齢者の運転免許返納を促す一方で、移動手段を提供できなければ、交通弱者の問題が深刻化します。
自治体には、この課題を真剣に考える必要があります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8da4fbaf28c55391cf51c059edc67129052b51d4