トランプ大統領の施政方針演説では、「米国ファースト主義」が強調され、彼の思想がプーチンや習近平、金正恩と共通していることが指摘されています。弱肉強食の思想が独裁体制を支えているのです。
この演説は「米国ファースト主義」を前面に押し出した内容であり、トランプ氏は不法移民の強制送還や米軍再編に関する大統領令に署名し、多様性、公平性、包摂性に関するプログラムの撤廃を進めています。
彼が考える「米国」や「米国民」は従来の考え方よりも狭義のもので、元陸将で認知戦の研究者である松村五郎氏は、トランプ氏の思想がロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩総書記、そして欧州の極右勢力と共通していると指摘します。
これらの指導者たちは、勝者が利益を得るという弱肉強食の思想に基づいており、民主主義を否定する独裁体制を敷いています。
松村氏は、プーチン氏がウクライナにおける民主主義の浸透を恐れ、侵攻に踏み切った背景を説明しています。
18世紀以降、欧米では「人は常に対等な存在である」という人権思想が徐々に定着してきましたが、米国の中西部や南部では、マイノリティーの人権重視に対する反発が根強く、トランプ氏の勝ち負けを重視する考え方には人間の対等性が受け入れられないとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/82cb19e07041384da6e571a4e01a0c3696be9036
コメントでは、トランプと他の独裁者たちの共通点についての議論が展開されました。
多くの人が、彼らが持つ強権的なリーダーシップや、個人の権利を軽視する姿勢に懸念を示していました。
特に、独裁者同士が惹かれ合うのは、彼らの「己こそが正義」という考え方に起因するとの意見がありました。
また、民主主義の重要性が強調され、トランプ政権のマッチョイズムや、権威主義的な傾向が批判されていました。
一方で、強国同士の関係性や、国際政治におけるリーダーシップのあり方についても議論があり、単なる自己利益を追求する姿勢ではなく、世界の秩序を維持するための役割が求められるという意見がありました。
さらに、日本の立ち位置についても言及され、追従するのではなく、是々非々の姿勢が重要であるとの意見がありました。
全体として、独裁的な傾向に対する警戒感や、民主主義の価値を再確認する必要性が浮き彫りになっていました。
ネットコメントを一部抜粋
アメリカという国家と大統領は強くなければ困る。
トランプ、プーチン、習近平、金正恩は似た者同士。
独裁者は強いと見える相手を好むのだろう。
民主主義国家であっても、非民主的なトランプが選ばれた。
独裁者同士、感じるものや惹かれ合うものがあるのでは。