フランスが核戦力を欧州同盟国の保護に拡大する方針を示し、ウクライナ支援の重要性を強調しました。マクロン大統領は米国の支援の不確実性を警告し、防衛の独立性を強化する必要性を訴えています。
5日のソーシャルメディアでのライブ配信で、マクロン氏は「我が国の抑止力によって欧州大陸の同盟国を保護することについて、戦略的な議論を開始する」と述べ、ウクライナとロシアの戦争において米国の支援が以前ほど期待できないことを警告しました。
彼は、欧州はウクライナ支援を継続し、防衛力を強化する必要があると強調し、今後の安全保障において傍観者でいることは「愚か」であると指摘しました。
さらに、フランスはNATOと米国との連携を維持しつつも、防衛面での独立性を高めるための対策を強化する必要があると述べました。
来週、欧州の首脳を招いてパリで会合を開く予定で、ウクライナへの平和維持軍派遣についても話し合われる可能性があります。
これは、和平協定の調印後にロシアの再侵攻を防ぐための措置として提案されています。
マクロン氏の発言は、ドイツの次期首相候補であるメルツ氏が提唱したフランスと英国との核兵器による保護の拡大についての協議を受けたもので、フランスは欧州諸国との対話を深め、核抑止力の演習に関与する機会を提供する意向も示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cc28fa490702241e56e43ca68aceaea13045aa21
フランスが核戦力を用いて欧州同盟国を保護する方針を発表したことに対するネットのコメントは、多岐にわたる意見が寄せられました。
まず、コメントの中では、アメリカと欧州の分断が進む中で、ロシアの反応が気になるとの声がありました。
特に、トランプ政権の影響で欧米の関係が変わりつつあることへの懸念が示され、フランスやイギリスが主導的な役割を担うことが期待されている反面、懸念も表明されていました。
さらに、フランスの核の傘が欧州にとってどのような意味を持つのかについて、選択肢の増加が重要であるとの意見もありました。
また、フランスの核戦力が実際にどのように運用されるのか、国民の理解が得られるのかという疑問も提起されていました。
加えて、ウクライナの状況を踏まえ、核の庇護が必要であるとの意見もあり、核兵器の存在が安全保障において重要な役割を果たすとの認識が広がっていました。
全体として、フランスの核戦力に対する期待と不安が入り混じったコメントが多く見受けられ、国際情勢の変化に対する敏感な反応が反映されていました。
ネットコメントを一部抜粋
一連のトランプ政権のアクション・・・欧州とアメリカの分断は、ここにきて更に加速する事になる。
アメリカに代わり、フランスやイギリスが欧州でのイニシアチブを積極的に行っている。
「選択肢を増やす」という考え方ですよね。
トランプには失望しています。
戦後最も信頼できない米国大統領です。
フランスの核ミサイルは260発、4位かな?もしかするとフランスの名のもとに同盟国に核配備する可能性も有る。