ホロライブのタレントが相次いで卒業する中、運営の谷郷CEOが改善策を発表しました。タレントとの対話を通じて、より良い環境を整える方針です。
3月6日、谷郷氏は自身のX(旧Twitter)で、直近の卒業者である紫咲シオンさんの発表を受けて、ファンや関係者に向けたメッセージを公開しました。
ホロライブでは、2024年8月に湊あくあさんが卒業することを皮切りに、同年10月にはワトソン・アメリアさん、2025年1月にはセレス・ファウナさんと沙花叉クロヱさん、そして3月6日には紫咲シオンさんが卒業を発表しており、わずか半年間で5人のタレントがホロライブを去ることになります。
谷郷氏は、「卒業に関するお知らせが続き、皆さまにご心配をおかけしていることを真摯に受け止めております」と述べ、タレントの旅立ちに対する寂しさを共有しました。
さらに、カバー社の取り組みについても言及し、タレントが最大限に才能を発揮できるよう、hololive EXPOや3Dライブ、企業タイアップ、音楽制作のサポートなど、多方面からの支援を行っていることを強調しました。
しかし、まだ行き届いていない面もあると認め、タレントとの直接対話の機会を設け、改善に向けた取り組みを進めていることを明かしました。
最後に、「これからもタレントとファンの皆さまが共に笑顔でいられるよう、全力を尽くしてまいります」と締めくくり、今後の応援を呼びかけました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d7662c7d8ea10481159c046df8a132db02d4796d
ホロライブの卒業ラッシュに関して、多くのファンがコメントを寄せ、運営に対する改善を強く求めていました。
特に、タレントの精神的健康や身体的な負担に対する配慮が必要だという意見が多く見受けられました。
タレントは配信活動だけでなく、レッスンや打ち合わせ、イベントなど多忙な日々を送っており、その負担が精神的な問題を引き起こす要因となっているとの指摘がありました。
ファンは、卒業が「方向性の違い」としてではなく、タレント自身の挑戦ややりたいことの実現に向けた前向きな決断であってほしいと願っていました。
また、アイドル路線への移行に伴い、タレントが求められる活動内容が増え、自由な配信スタイルを望むメンバーとの間にギャップが生じているという意見もありました。
運営側には、タレントの意向をしっかりと聞き、各メンバーが自分のペースで活動できる環境を整えることが求められていると感じられました。
さらに、企業としての利益追求とタレントの自由な活動とのバランスを取ることが重要であり、長期的な視点での労働環境の見直しが期待されていました。
全体として、ファンはタレントの健康や活動の自由を重視し、運営に対する理解と期待を持っていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
声帯結節とかの不調は本人の発声の仕方や仕事柄、声や喉を使わざるを得ないから仕方ないところはあると思う。
途中からアイドル路線になったけど、元々そっちの方向性ではなかった方もいると思う。
vTuberに求められるものも、時間の経過と共に変わってきているのかも。
企業との方向性の違いというのはその通りだろうし、これらの対話の結果落としどころがなかったからこその卒業なんでしょう。
結婚や子育てと両立して活動できるようなプライベートに十分な時間を割ける環境でないのであれば、生身のアイドルと同じである程度活動したら卒業して世代交代するのは普通の流れだと思う。