魚豊がアニメ『チ。』の誕生秘話や音楽の重要性を語り、作品の成功に音楽が大きく寄与することを強調したインタビュー。
―地球の運動について―』は、作家・魚豊の同名コミックを原作とし、地動説を証明するために命を懸けた者たちの物語を描いています。
魚豊はこの作品の背景に、知性と暴力への深い探求があると語り、アニメ化に対する思いや作品の誕生秘話を明かしました。
彼は漫画を描く際、アニメ化のイメージは全くなかったとし、漫画を面白くすることが唯一の目的だったと述べています。
また、身内には漫画家であることを明かしておらず、仕事の話を避けることで心地よさを感じていると明かしました。
友人との会話では、ネガティブな意見を交わすことで刺激を受けていると語り、特に邪悪な性格の友人との関係についても触れました。
作品の題材である地動説を選んだ理由には、友人の影響はないとしつつ、知性の重要性について「平和を実現するため」と「楽しく生きるため」に使うべきだと考えていると述べました。
アニメにおけるセリフ作りでは、冷たさの中に熱さを表現することを意識したとし、音楽の重要性についても言及。
音楽が作品の成功率を90%上げると確信しており、主題歌をサカナクションに依頼した経緯についても語りました。
サカナクションの楽曲に自分の作品のエッセンスを感じたことで、感動したと述べています。
最終回を前に、魚豊は自身の作品に込めた思いや音楽の役割について深く考えさせられるインタビューとなりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b737667cd98be402916b721c3dd845a63618c916
コメントでは、音楽が作品の成功に与える影響についての意見が多く寄せられていました。
特に「音楽で作品の成功率は90%上がる」といった具体的な数字を挙げることで、音楽の重要性が強調されていました。
また、スピルバーグも同様の意見を持っていたことが紹介され、音楽が映像作品に与える力についての認識が高まっている様子が伺えました。
さらに、作品のキャラクターについても言及され、悪役が単なる悪人ではなく、信念を持った複雑な存在であることが評価されていました。
こうしたキャラクターの深みは、視聴者にとっての魅力となり、異世界系が多い中で硬派なアニメが求められる声も聞かれました。
一方で、科学的な描写に対する懸念もあり、特に天文学に関する誤解が多いという意見がありました。
これは、専門知識を持つ人からの指摘であり、作品のリアリティに対する期待が反映されていました。
さらに、インタビュー内容についても評価があり、作家の独特な視点や哲学的な側面が興味深いとされていました。
全体として、作品に対する多様な視点や期待が表現されており、視聴者の関心を引きつける内容となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
音楽で作品の成功率は90%上がる
悪役がただの悪人じゃないのがいいよね。
天文学自体や天文学の歴史についての認識の誤りが余りにも多くてどうも浸れない。
これはまた全編知的で新鮮なインタビューですね。
この作家さんは漫画家というより、哲学者だと思うな。